S.I.C.匠魂 Vol.1 ノーマル+ブロンズ+シークレット 全9種 / 504円 / 2003年9月
S.I.C.から派生した全高約110mmほどの食玩シリーズ。匠魂というネーミングが良い。可動になってしまった現在のS.I.C.にはない表現スタイルが魅力。台座を含めたシチュエーション、ポーズなど他とはレベルがちょっと違う感じです。第1弾から原型師の匠魂が炸裂です。
S.I.C.匠魂 Vol.1 ノーマル+ブロンズ+シークレット 全9種 / 504円 / 2003年9月
S.I.C.から派生した全高約110mmほどの食玩シリーズ。匠魂というネーミングが良い。可動になってしまった現在のS.I.C.にはない表現スタイルが魅力。台座を含めたシチュエーション、ポーズなど他とはレベルがちょっと違う感じです。第1弾から原型師の匠魂が炸裂です。
S.I.C. Vol.62 仮面ライダーZX(ゼクロス) 竹谷隆之+藤岡ユキオ / 4,410円 / 2012年3月 ●
雑誌連載を中心に展開しTVスペシャル「10号誕生!仮面ライダー全員集合‼︎」で映像化。暗黒組織バダンに改造され、9人ライダーに出会いZXとして戦う。パーフェクトサイボーグと設定され、忍者ライダーの異名を持つ。
● S.I.C.昭和ライダー10体完成。モチーフはカミキリムシ。V3系のマスクデザイン、スーパー1のメカニック性を引き継ぎ、昭和ライダーでは他にない左右非対称のボディ。電磁ナイフは忍刀風に背部に装備。実写版からは大幅なアレンジで、強化スーツ感が強調された。マッシブでメリハリの効いた、ヒーローらしい素晴らしいリデザイン。
S.I.C. ハカイダー 安藤賢司 / 7,344円 / 2016年2月 ● 魂ウェブ商店プレミアムバンダイ店 限定受注生産
● ハカイダーも細マッチョなモデル体型。金色部分、紫色部分が多くなり鮮やかに。胸部は傷ありパーツに交換可能。新デザインのハカイダーショットはスネ部分に収納可能。キカイダーとは対照的なつや消し塗装仕上げが渋い。こちらもスマートなデザインと造形で、カッコいいハカイダーである。
S.I.C. キカイダー 安藤賢司 / 7,344円 / 2015年10月 ● 魂ウェブ商店プレミアムバンダイ店 限定受注生産
「パチンコ CR S.I.C. キカイダー」から2体の立体化。S.I.C.では稀有なケース。
● 完全新作、オリジナルデザイン。小顔でスタイリッシュ、未来的なイメージ。透明部を含め全体に整理されたメカニカルなラインだが、左半身には有機的なディテールが混じる。両腕に装着する電磁エンドエフェクトは新造形。クロス状態に組み替えが可能。竹谷氏とは違う今風のキカイダー。成型・可動技術の進化とも相まって仕上がりは上々。
胴部のクリアパーツが開閉。下腹部にハイドロボム。
電磁エンドを両腕に装着。ギターも手抜きなし。
胸部開閉。服従回路(イェッサー)も取り外し可能。
悪のいるところ必ず現れ、悪の行われるところ必ず行く。
S.I.C.。Super Imaginative Chogokin (スーパー・イマジネイティブ・超合金)。
超合金という名が入ってはいるが、昨今多用されるPVCが主材質。
このシリーズが本格的PVCフィギュアの走りかもしれない。
・・・
東映特撮もの、石ノ森章太郎作品などを立体化。
最大の特徴・魅力は竹谷隆之と安藤賢司、稀代の原型師二人の起用。
着ぐるみの忠実再現ではなく、機械と生体の見事な融合。まさに人造人間。
原型師独自の大胆な解釈を加えた立体化センスが、熱狂的なファン層を獲得した。
これまでにない世界観の表現が素晴らしいのだ。
スペックは、メーカー / 発売形態 / 原型師 / サイズ / 発売当時 希望小売価格(税込) / 発売年月。サイズ、価格は参考。●は入手 ●は未入手。
プライズはクレーンゲームの景品など。情報はWikipediaより。
S.I.C. シリーズ
バンダイ / PVC完成品 / 竹谷隆之・安藤賢司 ほか / 全高18cm前後〜 / 3,360円〜 / 1998年12月〜
1998年のリリースからまもなく15周年を迎えるS.I.C.。シンプルなブリスターパック、固定ポーズのスタチューで販売された当初は、一部マニア以外にはウケなかったようだが、2001年からの可動タイプや平成ライダーがリリースされ始めた頃から注目を集め始め、以降は基本的にアクション仕様となっている。
基本的に初期在庫完売で販売終了となり、イベントやネットでの限定品も数多く、高値で取引されている。個人的には初期の固定スタチューが好み。 現在までにかなりのリリースがあるが、お気に入りと入手を発売年順に。
スペックは、原型師 / 発売当時 希望小売価格(税込) / 発売年月。サイズ、価格は参考。●は入手 ●は未入手。
S.I.C. Vol.1 キカイダー 竹谷隆之 / 3,360円 / 1998年12月 ●
光明寺博士が犯罪組織ダークを倒すために造った人造人間。左右非対称のデザインが衝撃的、サイドカーが目新しかった。
● 記念すべきS.I.C.第1作。量産品と思えない日本離れした造形とポージングが素晴らしい。詳細なディテールがメタリック塗装で映える。両腕に装着する新解釈された電磁エンド、ジローを象徴するギター、破壊されたグリーンマンティス頭部と台座付属。胸カバーが開閉し、良心回路が脱着可能。
S.I.C. Limited キカイダー (アーティスト・スペシャル) 竹谷隆之 / 3,360円 / 1999年3月 ●
原型師独自のリペイント限定版。前述の「キカイダー00」のジオラマに登場する姿。赤いクリア素材は部分的に青黒く塗装され、「キカイダー00」では”ブラッドキカイダー”と表現されていた。胸の中の回路は服従回路(イエッサー)。付属のギターはシルバー塗装。造形とギミック、台座、グリーンマンティス頭部は通常版と同様。
S.I.C. Vol.2 ビジンダー 安藤賢司 / 3,360円 / 1998年12月 ●
シャドウが造り上げた人造人間。「キカイダー01」に登場。後に01と共にシャドウに立ち向かう事となる。
● ピンク・メタリックが、美しいプロポーションを飾る。右手はエンジェルクロウ、左手はエンジェルファングに換装可能。胴前部が開閉し、下腹部に自爆用のハイドロボムを内蔵。ハープ形の弓矢エンジェルアロー、台座にはブラックキャット付属。
S.I.C. Limited ビジンダー (アーティスト・スペシャル) 安藤賢司 / 3,360円 / 1999年3月 ●
メタリックなブロンズとダークグリーンを基調に、全身がセピア調の大人な雰囲気。若いピンクと違い、どこか妖しさが漂います。ヒールつま先や細部のパープルがいいアクセント。顔には口紅とアイラインが引かれ、涙のようなラインは右が赤、左が紫。二面性を感じさせる左右の色違い。ブラックキャットはダークシルバーに。
S.I.C. Vol.3 キカイダー 00 安藤賢司 / 3,360円 / 1999年2月 ●
S.I.C.シリーズを用いたディオラマと共に、「ホビー・ジャパン」誌上で連載された小説作品に登場。光明寺博士の娘婿、海野博士が開発。良心回路を持たず、様々な経験を経て成長していく。
● キカイダーとは赤と青が逆で、透明部はセンター。がっしりした体型が特徴的。ダブルネックのエレキギターを持つ。台座には破壊されたグレイサイキングの頭部。
S.I.C. Vol.4 ハカイダー 竹谷隆之 / 3,360円 / 1999年5月 ●
ダーク最強の人造人間。光明寺博士の脳が移植されており、悪魔回路を内蔵。
● 付属のハカイダーマントとギルの笛で、「01」に登場するギルハカイダーに換装可能。TV版、漫画版とは全く異なる禍々しい造形。ハカイダーショットと脳ポッドも付属。頭部の脳は光明寺博士の物とプロフェッサー・ギルの物と入れ替え、胸部を開閉し悪魔(邪悪)回路を取り出し可能。
S.I.C. Vol.5 キカイダー 01 安藤賢司 / 3,360円 / 1999年7月 ●
光明寺博士がキカイダーより先に製作した人造人間。完全な良心回路を持つ。悪のエネルギー増大を察知し、封印されていた仁王像から復活。太陽エネルギーを取り入れるため内部機械の露出が多く、キカイダーとは左右逆の配色。必殺技はブラストエンド。 ● 胸カバーを開いて稲妻回路を取り出し、左手首を外すと内蔵マシンガン引き出し可能。付属はトランペット、武装のゼロワンブースター、サブジェネレーター、バックパック。台座には破壊された仁王像の頭部。
右腕にゼロワンブースター、左腕にサブジェネレーター、
背中にバックパック。
エンジェルファングを装着。エンジェルアローは背負える。
両腕にアークエンドを装着。右は電磁ブレードと電磁ファング。
軟質素材のマントも細密ディテール。脳ポッドは開閉式。
S.I.C. Limited キカイダー00 (アーティスト・スペシャル) 安藤賢司 / 3,360円 / 1999年3月 ●
想定外の白いボディにアクセントの金ライン。足回りは錆びたような銅色。落ち着いた色合いが無機質、冷徹な印象を与える。クリアの瞳の沈んだ色も無表情。良心回路を持たない設定のようで、それを体現するカラーリングとなっています。両腕の武装は焦げ茶がベース。一転してダブルネックのギターは鮮やかな赤。
白にスミ入れで細部のディテールが浮き上がる。頭頂部クリアは濃い。
S.I.C. Vol.6 イナズマン 竹谷隆之 / 3,675円 / 1999年9月 ●
ミュータントである主人公の持つ超能力では直接イナズマンに変身できず、エネルギーを充填するための中間形態としてサナギマン。エネルギー充填完了でイナズマンへと二段変身を行う。
● 竹谷氏お得意の筋肉表現、羽の葉脈ディテールが芸術的に素晴らしい。イナズマンに軟質クリア素材のパーツを被せることで、サナギマンを実現。武装は持たない。
背の羽根は脱着可能。筋肉がよく分かる形態。
頭部形状が面白いサナギマン。
S.I.C. Vol.7 仮面ライダー 竹谷隆之+安藤賢司 / 3,675円 / 2000年2月 ●
悪の秘密結社・ショッカーに改造された、バッタの能力を持つ改造人間。脳改造される寸前に脱出し仮面ライダーとなり、ショッカー、怪人に立ち向かう。変身ブームを巻き起こし、今なお続くシリーズを生み出した。以降のS.I.C.でも中核を成す。
● 倒した敵を踏みしだき、茫洋と立つ様が独特の雰囲気。胸部コンバーターラング、内部の人口肋骨、人工心臓が取り外し可能。パーツ換装でショッカーライダーにと、ギミック満載。台座には出来の良い蜘蛛男。次作のVol.8は旧2号と新2号。
ショッカーライダーは、コンバーターラングがクリア。
ヘルメットは鮮やかな緑、マフラーとブーツは黄色。
人口肋骨は金属製。
クリア素材の内部構造に
人工心臓。
胸カバーが開閉。
メタル製の良心回路。
前面カバーが開閉。
下腹部にハイドロボム。
ダブルネック。
破壊された
グレイサイキング頭部。
光を当てた様子。
電磁エンド。
妖しい雰囲気。
エンジェルファング
エンジェルクロウ。
真紅のギター。
電磁ブレードが長い。
頭部と透明コンバーターラング交換で、帰ってきたV3。
腰のロープショットは、差し替えでマシンガンショットに。
S.I.C. Vol.9 仮面ライダーV3 竹谷隆之+安藤賢司 / 3,675円 / 2000年8月 ●
1号・2号から改造手術を施され、第3の仮面ライダーとしてデストロンに立ち向かう。次の敵に向かわんとするような前傾姿勢、風になびくマフラー。物語を想像させる造形が素晴らしい。モチーフはトンボ。
● 胸部コンバーターラング、内部人口肋骨が取り外し可能。石ノ森章太郎氏の原作にのみ登場の「帰ってきたV3」に換装可能。武装はロープショット、マシンガンショット、小型偵察装置ホッパー。装備はベルトに装着できる。台座にはドクトルGと斧。斧は手持ち可能。
通常版V3。
帰ってきたV3。
S.I.C. Vol.10 ロボット刑事K 安藤賢司 / 3,675円 / 2000年11月 ●
S.I.C. Limited ロボット刑事K (パワーアップ・バージョン) 安藤賢司 / 3,675円 / 2000年11月 ●
高度な知性と人間並みの豊かな感情を持つ犯罪捜査ロボット。感情の変化で両目の色が変化。通常は黄、怒りは赤、悲しみは青。物語終盤に強化改造され、「ブローアップ」の声で全身が赤く変化。巨大要塞マザー内でエネルギー補給を受ける。
● どこか哀愁を感じさせる立ち姿が魅力的な造形。トレンチコート、ハンチング、右腕機関銃、左腕ドリルアロー、瞳パーツ、拳銃、破壊銃、手錠、警察手帳など付属品が豊富。S.I.C.では赤いボディは限定版パワーアップバージョンとして発売された。
パワーアップ・バージョン。オレンジ・メタリックが美しい。
頭部・胸部が開放し機関銃が出る。両腕も換装。
通常時。
ブローアップ。
S.I.C. Vol.11 サイドマシーン&キカイダー 竹谷隆之 / 7,140円 / 2001年3月 ●
可動モデル、ビークル、セット商品と初ずくし。以降のS.I.C.の基本ラインとなる。キカイダーは基本的にスタチュータイプと同デザインだが、可動とフォルム、ディテールを見事に両立。胸カバー開閉は無し。バイクはTV・漫画版の印象は残しつつ細部デザインは一新。有機的なラインで造形され分離可能。サイドカーは黒いカバーが開閉。有機体のようなパイプ類、細部ディテール、塗装も素晴らしい。キカイダーが搭乗可能。存在感と造形美が圧倒的なセットである。
大物、サイドマシーン。カバー部分とメカ露出部のバランスも良い。
サイドカーは大型ミサイルという設定。搭乗も可能。
完成形の右半身。
不完全な左半身。
搭乗時は前を向けない
のが少し残念。
S.I.C. Vol.12 ハカイダー&バイク 竹谷隆之+安藤賢司 / 6,825円 / 2001年9月 ●
可動モデル第2弾はハカイダーとバイク。可動を組み込んだ素晴らしいプロポーション。キズ有り・無しの2種類用意された胸部パーツは開閉し、取り外し可能の悪魔回路を内蔵。武装は大型ショットガン、ハカイダーショット。脛が開閉し取付可能。特にマフラーの造形、塗装が秀逸なバイクは、ダイキャストを多用し重量級。フロントカウルが取り外し可能。もちろん搭乗可能。武装以外の付属品は持ち手、脳、バイク・スタンド。
有機的ラインのマフラーの溶接跡ディテール、焼け表現の塗装が素晴らしい。
サイドにショットガンを取付可能。搭乗姿勢も問題ない。
Toei Hero Net Limited ハカイダー四人衆 安藤賢司 / 不詳 / 不詳 ● 東映ヒーローネット限定受注生産
TVではダーク滅亡後、プロフェッサー・ギルの脳を組み込んだハカイダーが従える、ダーク最高科学者3人の脳を埋め込まれた、レッド、ブルー、シルバー3体のハカイダー部隊。S.I.C.ではハカイダーの親衛隊の位置づけ。
● 付属品はハカイダーのマント、ギルの笛、ハカイダーショット、大型ショットガン。レッドのミサイルボーガン。ブルーの電磁ムチ。シルバーのウルトラスティック。基本的にVol.12の造形で、それぞれ悪魔回路、脳が取り外し可能。
4人揃うと壮観。現在では高値で取引されている。
S.I.C. Vol.14 仮面ライダー1号&サイクロン号 竹谷隆之+安藤賢司 / 7,140円 / 2002年4月 ●
日本の変身ヒーローの代名詞、仮面ライダー。基本形状はスタチュータイプと同じだが、コンバーターラング取り外しはオミット。マフラー造形がすごい。変身ポーズやバイク搭乗時の姿勢も無理が少ない。サイクロンはTV版を受け継ぐデザイン。カウリングが大きく大味な印象だが、メカ部は作り込まれている。やはり揃えたい1台。
フォルムはまさにサイクロン。6気筒エンジンゆえ横幅は大きい。
悪者然とした面構え。
胸部の悪魔回路。
脛が開閉。
独特な形状の
クラッシャー(アゴ)。
シート後部が開閉。
サイクロンの計器部。
S.I.C. Limited Ver. アナザーシャドームーン 竹谷隆之+谷口順一 / 3,675円 / 2003年8月 ●
S.I.C.のジオラマ作例で模型誌HOBBY JAPAN連載中の、S.I.C. HERO SAGAに登場の「創世王」。
● Vol.17のシルバーのシャドームーンの一部を新規造形し、メタリックレッドに変更。Limitedではあるが一般店頭発売された。Vol.17同様、仮面ライダーブラックのグリーンVer.に換装可能。サタンサーベル付属。後に巨大ジオラマシリーズ、HERO SAGA Vol.2で玉座を発売。
フォルムは通常版シャドームーンとほぼ同じだが、
効果的な彩色変更。凄みが増している。
より生物的なデザイン。
HERO SAGA Vol.2、
創世王。全高50cm。
発光ギミック内蔵。
39,900円
S.I.C. Vol.21 仮面ライダーアマゾン&ジャングラー 竹谷隆之+安藤賢司 / 6,825円 / 2003年12月 ●
ジャングルで育った野生児が古代インカの秘宝・ギギの腕輪を移植され、仮面ライダーアマゾンとして孤独な戦いを続ける。仮面ライダーシリーズでも異色の存在。
● 鋭い目つきと牙、棘のある全身の斑模様、ほつれたマフラーと、凶暴な容姿にリデザイン。ジャングラーも生物的に造形。クリア素材の巨大なウイングが目を引く。ギギの腕輪、コンドラー、ムチ、ヌンチャクが付属。
生物的なフォルムのジャングラー。
アマゾンとのサイズ感も良い。
口は開閉。牙が並ぶ。
ギギの腕輪。
万能サバイバルグッズ、
腰のコンドラー。
Toei Hero Net Limited プレ・アマゾン 竹谷隆之 / 5,400円 / 2006年10月 ● 東映ヒーローネット限定受注生産
ホビージャパン誌上で展開のHERO SAGAに登場。まだギギの腕輪を持たない、仮面ライダーアマゾンになる前段階の不完全な赤いアマゾン。基本形状はVol.21と同じ彩色替え。全身の緑と赤が反転しており強烈な印象。マフラーはオミット。
低く構えた野性的なポーズがよく似合う。
付属品は無し。ムチはVol.21から流用。
目は深い緑。
生物的な背びれ。
S.I.C. Vol.26 仮面ライダーZO&ドラス 竹谷隆之 / 6,090円 / 2004年12月 ●
仮面ライダー誕生20周年記念映画。大規模な組織は登場せず、1人の科学者が作り出した生命体同士の対決を描く。監督は雨宮慶太。ZOはバッタの遺伝子と機械のネオ生命体プロトタイプ。ネオ生命体が自ら進化した戦闘形態、ドラス。再生能力も持つ。
● 映画での造形を実際に担当した竹谷氏だけに、生物感溢れる造形。ZOはメリハリの効いたアレンジ。頭部はV3にも似るが非常にシンプルなデザイン。過剰な装飾を配したボディに、筋肉を囲むように走る金色のラインがアクセント。ドラスは生物感が素晴らしい。胸部開閉、アーム交換可能。尻尾はベンダブル仕様で柔軟。
S.I.C. Limited Ver. ドラス レッド・バージョン 竹谷隆之 / 3,675円 / 2005年1月 ●
ドラスがZOを体内に取り込んだ強化形態。体色は赤く目は大きく濃緑、触覚と尻尾は短く変化。ZOとはすぐに分離されごく短時間の変身であったが印象に残る。
● レッド・メタリックの体色、変化した全身のディテールを忠実に再現。ギミックはドラスと同様。
各所に金色のモールド。ドラス同様の長い尻尾も付属。
端正なマスク。
クラッシャー展開。
胸部開閉。
中央部の球が本体。
ZOに切断された腕を
再生した機械腕。
変化した頭部。
胸部開閉。
S.I.C. Vol.28 仮面ライダーファイズ 安藤賢司 / 3,780円 / 2005年5月 ●
平成仮面ライダー第4作。人間が死後に覚醒し異形へと変化したオルフェノクが、”ギア”により戦闘用特殊強化スーツを装着した姿がファイズ。数字表記は「555」。狼の特質を備えたウルフオルフェノクは、ファイズギアを失ったファイズが変化したもの。
● メカニカルな容姿と円形の複眼が目を引くファイズ。換装というより全くの別物となるウルフオルフェノク。ウルフの脚部はTV版ではなく映画版の獣らしい逆関節、肩や背中のトゲはダイキャスト製。S.I.C.造形師が得意とする生物的造形が素晴らしい。付属品はファイズポインター、ファイズショット、ファイズエッジ、ファイズフォン、ミッションメモリー、ファイズギアボックス、交換用の手と盛り沢山。S.I.C.の中でも高値で取引される人気造形。
円がモチーフのマスク。
ファイズギアボックス。
まさに狼の頭部。
背部のトゲ。
TRADING FIGURE
ー S.I.C. 匠魂 ー
S.I.C.の魅力をそのまま手の上に凝縮。その名も「匠魂〜タクミダマシイ」。
基本的にはS.I.C.と同デザインの造形となるが、台座を含めての世界観表現が素晴らしいのだ。
文中の●は入手 ●は未入手。価格(税込)は発売時のもの。食玩は基本的にすべて絶版。
S.I.C. 匠魂 Vol.1
バンダイ / ノーマル + ブロンズカラー + シークレット 全9種 / 定価 504円 [ 発売 2003年9月 ]
S.I.C.から派生した全高約110mmほどの食玩シリーズ。匠魂というネーミングが好きだなぁ。
第1弾から原型師の匠魂が炸裂してます。可動になってしまった現在のS.I.C.にはないスタイルがいいですね。
台座を含めたシチュエーション、ポーズなど他とはちょっとレベルが違う感じです。
S.I.C. 匠魂 Vol.2
バンダイ / ノーマル + ブルーメタリック + シークレット 全9種 / 定価 504円 [ 発売 2003年12月 ]
第2弾もバラエティに富んだラインアップです。「キカイダー」に続いて「仮面ライダー」が登場。
他に「アクマイザー3」「宇宙鉄人キョーダイン」の4作。ワタシはこの2作は知らないのですが。
今回の別カラーはブルーメタリック。これもとても綺麗ですが、やはり中古店ではノーマルが稀少・高値。
S.I.C. 匠魂 Vol.3
バンダイ / ノーマル + ブルーメタリックカラー + シークレット 全9種 / 定価 504円 [ 発売 2004年4月 ]
Vol.3は「キカイダー01」「仮面ライダーV3」「アクマイザー3」、なんと「がんばれ!!ロボコン」。
ロボコンの造形も予想外ですが、原型制作側の要望でメタリックはロボコンだけカッパーになったらしい。
そんなアーティストたちの感性が優先されて、S.I.C.の魅力になってるんでしょうね。
S.I.C. 匠魂 Vol.4
バンダイ / ノーマル + ホワイトカラー + シークレット 全9種 / 定価 525円 [ 発売 2004年11月 ]
「キカイダー」、仮面ライダーからは「ストロンガー」、そして「イナズマン」がラインアップ。
このシリーズから大型アイテムがラインアップされた。初出はサイドマシンが登場。
キカイダーとマシンメイン部、ビジンダーとサイドカー部がパックになっており、
二つを合わせるとサイドマシンが完成します。カラーバリエーションもメタリックからホワイトカラーに。
S.I.C. 匠魂 Vol.5
バンダイ / ノーマル + ホワイトカラー + シークレット 全9種 / 定価 525円 [ 発売 2005年3月 ]
今回は「キカイダー」を中心に仮面ライダーから「クウガ」を加えて。
先に続く大型アイテムはハカイダーバイク。今回のために新たにリデザインされています。
ハカイダーには直立脚のほかにライディング用脚部が付属し、バイクに搭乗可能。
S.I.C. 匠魂 Vol.6
バンダイ / ノーマル + アーティストカラー + シークレット 全9種 / 定価 525円 [ 発売 2005年7月 ]
メインは「仮面ライダー」。旧1号に「BLACK」からシャドームーン、恒例の「キカイダー」からは01のワルダー。
恒例の大型アイテム3弾は初代サイクロン号がラインアップ。もちろんライダーが搭乗可能。
今回から別カラーはアーティストカラーと呼ばれ、各キャラクターごとに原型師独自の彩色で行くようです。
S.I.C. 匠魂 Vol.7
バンダイ / ノーマル + アーティストカラー + シークレット 全9種 / 定価 525円 [ 発売 2006年3月 ]
第7弾は「仮面ライダーBLACK」「仮面ライダー龍騎」「がんばれ!ロボコン」のラインアップ。
大型アイテムとしてBLACKのバトルホッパー。もちろんBLACKが搭乗可能はいつも通り。
残念ながら今回は知った顔がないが、造形の出来は満足。特に色違いだけに終わっていない龍騎3体は立派。
S.I.C. 匠魂 SPECIAL
バンダイ / ノーマル 全9種 / 定価 525円 [ 発売 2006年9月 ]
Vol.ナンバーに含まれないスペシャルバージョン。
ただのリペイントではなく造形に変更が加わえられているのが嬉しい。
大型アイテムとしてはハカイダーバイク、サイドマシン。前回同様ビジンダーにサイドカー部が付属している。
とりあえずこれで「キカイダー」キャラは完結の模様。他の敵キャラも見てみたいけどなぁ。
S.I.C. 匠魂 Vol.8
バンダイ / ノーマル + アーティストカラー + シークレット 全9種 / 定価 525円 [ 発売 2007年3月 ]
通常ナンバーの第8弾は「仮面ライダー アギト」「BLACK RX」、初の戦隊ものから「アカレンジャー」。
恒例のバイクはアギトのマシントルネイダー。このままレースに出ても良さそうなスタイリングですな。
今回は大胆なエフェクトパーツを配して、動きを強調した造形となっています。
S.I.C. 匠魂 Vol.9
バンダイ / ノーマル + シークレット 全9種 / 定価 525円 [ 発売 2007年11月 ]
映画作品「仮面ライダー THE FIRST」「仮面ライダー 響鬼」、そして「ロボット刑事 K」から。
大型アイテムはサイクロン1号、2号がラインアップ。2台揃うのは嬉しいですね。
今回は見覚えのある顔ぶれでホッとします。お気に入りのKも、響鬼も、ディテールに手抜かり無し。。
S.I.C. 匠魂 SPECIAL 2nd
バンダイ / ノーマル 全9種 / 定価 525円 [ 発売 2008年3月 ]
SPECIALの第2弾は響鬼が勢揃い。ライダー1号・2号は「THE NEXT」。「超神ビビューン」も3体揃います。
響鬼は前回からポーズもベースも造形を変えての再登場。完全新規は知らないけど超神ビビューン。
ワタシ的には違った造形でV3、新規でアマゾンなんか見てみたいですね。出るかな。
S.I.C. 匠魂 Vol.10
バンダイ / ノーマル + シークレット 全9種 / 定価 525円 [ 発売 2008年11月 ]
第10弾は劇場版も絶好調の「仮面ライダー 電王」がメイン。もちろん「俺、参上!」でお馴染みのモモタロスも。
他に「仮面ライダー V3」からライダーマン、本家 S.I.C.ではまだ未造形のモモレンジャー。
ワタシ的にはやっぱり馴染みのないラインアップ。でも良い出来です。
S.I.C. 匠魂 SPECIAL 3rd
バンダイ / ノーマル + シークレット 全9種 / 定価 525円 [ 発売 2009年6月 ]
SPECIAL第3弾。人気の「電王」をメインに、「響鬼」から3鬼。仮面ライダーは映画「THE NEXT」から2体。
残念ながらどれも見た事のない作品から ですが、やっぱりこの造形は魅力的ですね。
特に今回の「電王」からの4体は、造形も彩色も 素晴らしい。造形師の方々の疲れ知らずには敬服します。
年数回リリースのS.I.C.、年2回ほどの匠魂。まだまだ好調に続きそうです。
最近は「極魂」も加わって原型師さんたちも大変だと思いますが、頑張って欲しいものです。
これからもまだ見ぬもの、意表を突いた造形に期待したいですね。
S.I.C. Vol.32 仮面ライダー響鬼 安藤賢司 / 3,675円 / 2006年3月 ●
本作のライダーは、修行によって自らの肉体を変容させ”鬼”となる能力を得た者。完全新生と銘打ち、和の世界観の中で鬼となった戦士たちが、楽器をモチーフとした武器で魔化魍と呼ばれる怪物と戦う。ライダーの特徴であった複眼は無い。後半にはパワーアップした装甲響鬼が登場する。ディスクアニマルは式神の一種で、ディスク形から変形し探索などに使われる。
● 響鬼はアレンジの少ないフォルムにディテール、ダイキャストパーツの防具を追加。ボディはクリア素材で光によって表情を変える。パーツ換装で装甲響鬼に。ディスクアニマルほか付属品は変身音叉、音撃棒、剣など豊富。
Hero
S.I.C./匠魂/その他
人造人間キカイダー
派生シリーズ
仮面ライダーシリーズ
イナズマン
ロボット刑事K
・・・
表示に時間がかかります。
お待ちください。
鬼火吹き出し。
装甲響鬼の頭部。
ディスクアニマル。
ライダーの記号を残しつつ、目新しい デザイン。
ウルフは複雑な装甲デザイン、各所のディテールが見事。
S.I.C. Vol.36 仮面ライダーギャレン&カリス 安藤賢司 / 6,300円 / 2007年2月 ●
平成ライダー5作目「仮面ライダー剣(ブレイド)」。現代に蘇った不死の生命体”アンデッド”をカードに封印すべく、人類基盤史研究所”BOARD”に属する4人のライダーが、”ライダーシステム”と称されるシステムで変身と技の発動を行う。”アンデッド”のデザインは主に韮沢靖氏が手がけた。
● ライダーシステム第1号・ギャレンアーマーで変身するギャレン。イメージはノコギリクワガタ。アレンジの効いた魅力的な造形。頭部パーツ交換で発光時を再現。トレイの展開が可能な醒銃ギャレンラウザー付属。カリスベイルで変身するカリス。モチーフはカマキリ。立体的な下半身の模様が特徴的。弓状の武器、カリスアロー付属。正体である”ジョーカー”に換装可能。ジョーカーへは素体以外全て換装する。これも高値で取引される人気の2体。
必殺技発動時の発光。
肩アーマー。
カリスの素顔。
ジョーカーの素顔。
S.I.C. Vol.37 仮面ライダーブレイド ジャックフォーム&レンゲル 安藤賢司 / 5,775円 / 2007年3月 ●
● ブレイドアーマーで変身するブレイドの高機動形態、ジャックフォーム。ブレイドのモチーフはヘラクレスオオカブト。背部に装備されたオリハルコンウイングが美しい。トレイが円弧状に展開する醒剣ブレイラウザー付属。レンゲルクロスで変身するクモがモチーフのレンゲル。先端が3枚に展開する醒杖レンゲルラウザー付属。2体ともアレンジの効いた実にカッコいい造形。前作と合わせブレイドの4体は、キカイダーシリーズに次ぐ素晴らしいアレンジ、造形だと思う。
ノーマルブレイドから
新規造形された頭部。
クモがモチーフの
レンゲルの頭部。
S.I.C. Vol.38 キカイダー 01&ダブルマシーン 竹谷隆之(監修) / 7,875円 / 2007年5月 ●
● キカイダーに続き01も可動モデル化、ダブルマシーンとのセットで登場。先のスタチュー版とは特に上半身が違ったアレンジ。右腕内蔵のマシンガン”太陽のカケラ”は差し替え無しで再現。立て膝も無理がない。封印から目覚めた瞬間を再現する砕けた仁王像も素晴らしい出来。S.I.C.史上最大級のバイク、ダブルマシーン。取り外し可能な透明カウルの内部には緻密なメカ。透明パーツの歪みが大きいのが残念。01、ダブルマシーン、仁王像、どれも素晴らしい造形。圧倒的なボリューム。
厳しくなった表情。
胸のディテール。
タンク周辺部。
エンジン左側。
精悍な顔つき。
胸部の良心回路?。
脳もリアルに造形。
胸部のキズはクリア素材。
前後に長いV3系頭部。
腰のクナイ。
S.I.C.の魅力をそのまま手の上に凝縮。「匠魂」。
基本的にはS.I.C.と同デザインの造形となるが、
台座を含めての世界観表現が素晴らしいのだ。
スペックは、販売種類 / 発売当時 希望小売価格(税込) / 発売年月。サイズ、価格は参考。●は入手 ●は未入手。
2018年6月現在、一般店頭販売としてはVol.76?「仮面ライダーアマゾンアルファ」、限定商品として「仮面ライダーアマゾンアルファ[Amazon.co.jp限定版]」の10月発売が発表されている。
竹谷氏、安藤氏を始め造形師の皆さんの尽きることのない感性と造形技術に感服。
叶うなら初期の固定ポーズタイプの復活を望みたいが、これからもシリーズを見届けていきたい。
キカイダー ● ブロンズカラー ● シークレット(ブラックカラー) ●
自ら良心回路を取り出し、高々と掲げるキカイダー。足下には破壊されたキカイダー01、00、ビジンダーの残骸。S.I.C.第1弾のキカイダーも衝撃だったが、造形、シチュエーション共にこちらも匠魂第1弾にして最高傑作と思える。
シークレット
ブラックカラー
ガメラ (1965) ●
当時のガメラを凶悪にした造形が新鮮。ディテールは緻密である。
バルゴン (1966) ●
現生生物が巨大化したような、今までにないリアル感。
ギャオス (1967) ●
フォルムは昭和の面影だが、雰囲気は平成。先のガメラに合った造形。