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ガメラ

大映 松竹 日活 1

平成3部作


1995

ガメラ 大怪獣空中決戦


1996

ガメラ2 レギオン襲来


1999

ガメラ3 邪神(イリス)覚醒


・・・


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ガメラが守ったのは私達じゃない。この星の生態系なんだ。

 
GAMERA/
SELECTION 1 


ゴジラと並び立つ日本怪獣界の雄、ガメラ。

少年時代はどちらかと言えばガメラ派だったかもしれません。

夢中になった”昭和ガメラ”も、ゴジラ同様にいったん幕を閉じます。

・・・

これ以上は望めない強力スタッフで平成に蘇った3部作は、

それまでの怪獣映画の常識を打ち壊し、怪獣映画として初めて一般映画賞を獲得。

日常の中に描かれたリアルな非日常。その物語、映像に圧倒されました。

輪を閉じぬまま、1999年に壮絶な最高にカッコいい幕引きを果たしたガメラ。

・・・

この3部作がワタシの”ガメラ”です。”平成ガメラ”が一番好きなのです。

※2006年には「小さき勇者たち〜ガメラ」が製作されたが、平成ガメラ3部作とは差別化され、”新生ガメラ”とも呼ばれる。


スペックは、メーカー / 発売形態 / 原型師 / サイズ / 発売当時 希望小売価格(税込) / 発売年月。サイズ、価格は参考。は入手 は未入手。

プライズはクレーンゲーム景品など。情報はWikipediaより。

 
DAIEI
SHOTIKU/NIKKATU
 

ガメラ生誕50周年の2015年、突如としてYouTubeに驚きの映像がアップされた。

10月8日「ニューヨーク・コミコン2015」で、KADOKAWAが製作した「ガメラ 生誕50週年記念映像」が公開され、日本でも特設サイトを公開。新たな「ガメラ」プロジェクトの始動が明らかになった。近年のハリウッド製怪獣映画の公開、12年ぶりに復活する「シン・ゴジラ」といった流れの中で、衝撃的な帰還を果たしたのである。


監督に抜擢されたCM界の奇才・石井克人氏が「いわゆるパイロット版」と語るその映像は、フルCGとは思えない緻密さとリアリズムで構築され、怪獣という虚構の存在の違和感を払拭し説得力をもたらしている。

多分にハリウッドのイメージが強い映像だが、今までになくグロテスクな容姿で容赦なく人間を捕食するギャオスなど、「シン・ゴジラ」にも見られる「進撃の巨人」的色合いも見て取れる。この映像では過去作品とのつながりは見られず、今までにないハードな作品になりそうです。


現時点では実際に新作が作られるのか、どのような形でリリースされるのか、はっきりとした発表はなされていないが、長年のファンとしてはやはり期待するところ。続報を待ちたいと思います。


2015 GAMERA 50th Anniversary  a Katsuhito Ishii Film

 
 
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  生まれて50年余、帰還を果たしたガメラ。また、何を見せてくれるのか。
 
 


  

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ガメラ 大怪獣空中決戦 1995年3月 公開

平成に蘇った昭和の子供の味方・ガメラ。怪獣映画の王道を目指して製作された新作は、これまでの怪獣映画の概念をことごとく覆し、驚きの映像を見せてくれました。作品の評価は非常に高く、伝統を持つ「キネマ旬報ベストテン」に怪獣映画として史上初めて選ばれ、その後も例はない。

3作を通して核となったのは監督・金子修介、脚本・伊藤和典、特技監督・樋口真嗣の超強力チーム。そして架空の生物に命を吹き込んだ怪獣デザイン・造形の前田昌宏、原口智生、品田冬樹、萩原篤の日本造形界屈指の面々。

現実世界の災害としての報道シーン、それに伴う自衛隊の行動風景。リアリティにこだわった絵造りが随所に。特に平成ガメラを象徴する一場面、倒壊した東京タワーに巣を作ったギャオスを捉えた、都心の夕景シーンは圧巻。全体を通じての自然光下でのアオリ撮影、ガメラ舐めの爆発シーンは、これまでにない新鮮さと迫力。

ガメラ造形は昭和の印象を残し、大きめの頭部でちょっと可愛さも。平成ガメラの代名詞とも言える”プラズマ火球3連射”がたまりません。


STUFF 監督:金子修介 特技監督:樋口真嗣 脚本:伊藤和典 撮影:戸澤潤一・木所寛 美術:井上章・井上泰幸・三池敏夫

怪獣デザイン:前田真宏・樋口真嗣 怪獣造形:原口智生・品田冬樹・萩原篤 音楽:大谷幸 主題歌:爆風スランプ 「神話」

製作総指揮:徳間康快 製作:大映 配給:東宝

CAST 米森良成:伊原剛志 長峰真弓:中山忍 草薙浅黄:藤谷文子 草薙直哉:小野寺昭 大迫力:蛍雪次朗 斉藤雅昭:本田博太郎

佐竹:長谷川初範 大野三等陸佐:渡辺裕之 巡視船「のじま」船長:本郷功次郎 タクシーの運転手:松尾貴史 道弥:袴田吉彦


ガメラ エクスプラス / ソフビ完成品 / 不詳 / 全高27cm / 18,900円 / 2013年5月

やや頭部が小さめに感じられるが、1995ガメラの中では最高の仕上がりではないだろうか。ただ、この画像は宣伝用に塗装されたもので、実売されるものはこれより単調な塗装となってしまう。 量産品では仕方ないが残念。


ガメラ 海洋堂 / キャスト、ソフビキット / 酒井ゆうじ / 全高18cm / 5,040円 / 1995年

ゴジラで有名な酒井氏ですが、ガメラももちろん素晴らしい。ガメラはバランスの難しいデザインだと思いますが、さすがの造形。甲羅のディテールも見事です。


ガメラ エクスプラス / ソフビ完成品 / 大山竜 / 全高18cm / 2,100円 / 2003年10月

初期のエクスプラスなりの出来。腹部が薄い印象だが、接合部や彩色に手を加えればさらにグレードアップ。


ガメラ ロケットプロ/ ソフビ     完成品 / 不詳 / 全高23cm / プライズ / 不詳

イメージと少し違う造形だが、珍しく直立に近い姿勢で大きめ。プライズのせいか、雑な彩色が残念。再塗装は必須か。


ガメラ (EX-F) アウトローファクトリー / キャストキット / 絵子 / 全高不詳 / 5,000円 / 2006年

映画のガメラデザイン初期画稿の飛行イメージを参考にした、他にはないモデルアップが目を引く。生物感と機械感が融合したフォルム、重なりのディテールが見事。陸上形態、飛行形態の選択式。


ギャオス 海洋堂 / キャストキット / 松村しのぶ / 全高不詳 / 不詳 / 不詳

近年では特撮リボルテックのガメラ、ギャオスも手がけた松村市の造形。動物系を得意とする氏だけに、劇中再現にとどまらない生物感、躍動感が素晴らしい。

GAMERA : Guardian of The Universe

古代文明がその技術で生み出した生体兵器であり、岩礁となり長い眠りについていたが、環境破壊によるギャオスの復活を受け目覚める。昭和ガメラのテイストも受け継ぎ、大きめの頭部でやや柔和な雰囲気もあるが、劇中では長期間の休息で自ら体質改善を行い、より戦闘的に進化していく。まだまだ謎の多い存在である。


GYAOS

太古に滅亡した超古代文明が、遺伝子工学によって生み出した生物。”増えすぎた人口を減らすため”との説が提唱されている。染色体は、無駄のない完全な構造の一対のみ。性転換により単為生殖が可能。成長速度は速く、条件が整えば爆発的に増加する。目の周辺に遮光板を造り、苦手だった太陽光に耐性を持つなど、ガメラと同様に自己進化能力を持つ。

岩礁となったガメラに残された碑文の一節から、”ギャオス”と呼ばれる。昭和版と比べ、極めて生物的なフォルム、ディテール。光を嫌い、ガメラを上回る飛行速度など類似設定も多い。可変翼のように翼を折りたたみ高速飛行する、”槍ギャオス”と呼ばれる形態は特徴的。


ギャオス ツクダホビー / ソフビ完成品 / 不詳 / 全幅40cm / 3,150円 / 不詳

ガメラと比べ立体物が少ない1995ギャオスですが、コレはなかなか良い。劇中イメージより細身な印象だが、こちらも生物感がよく表現されている。


ギャオスとの空中戦に舞台を変え、超高空からコンビナートに墜落し、大爆発に巻き込まれたガメラ。

心を通わせる少女・浅黄の勾玉を通しての祈りを受け、炎のエネルギーを吸収し復活。

そのエネルギーにより増幅させたハイ・プラズマを、対峙するギャオスに放つ。

 

Awards


第27回星雲賞

映画演劇部門

メディア部門賞


第17回ヨコハマ映画祭

監督賞:金子修介

脚本賞:伊藤和典

技術賞:樋口真嗣

助演女優賞:中山忍


第38回ブルーリボン賞

助演女優賞:中山忍


第19回日本アカデミー賞

優秀助演女優賞:中山忍


おおさか映画祭

新人賞:藤谷文子


Appeared Weapons


74式戦車

87式偵察警戒車

82式指揮通信車

73式大型トラック

73式小型トラック

偵察用オートバイ

81式短距離

地対空誘導弾

たちかぜ型護衛艦

あさかぜ

ゆうしお型潜水艦

F-15J戦闘機

F-4EJ改戦闘機

UH-1H

多用途ヘリコプター

CH-47J

大型輸送ヘリコプター

64式7.62mm小銃

Blu-ray

ガメラ2 レギオン襲来 1996年7月 公開

今作ではガメラ映画伝統?の”宇宙怪獣”が登場。その仮想を”現実世界”に埋め込むため、ゼロからの創造は難産を極めた。それが星間種子や群体・草体の共生関係という秀逸な設定を生み出し、映画としては初めて日本SF大賞を受賞。

仙台消滅、ガメラの仮死、地球エネルギー”マナ”など惜しげもなく要素を満載。物語としては3部作中、1番だと思う。

右往左往する群像描写、レギオンを仮想敵とした戦時シミュレーションである自衛隊描写、ただ事ではないガメラのやられっぷりも見事。

自己進化するガメラは攻撃的に容姿を変え、着地と同時に横滑りしながら放つ”3連射”は、トリハダもののカッコ良さ。

強大なレギオンの前に満身創痍となりながら放つ”最初で最後の一発”には、もう呆然とするしかない。

守るべきものは人間に限らず、全ての生態系、そして地球そのものという、地球生命エネルギーの「器」としてのガメラが真に目覚め始める。頭が小さく精悍な顔付きに。腕のエルボークローは固定され、飛行時には腕を平たいウイング状に変化させるなど、より戦闘的に進化している。


ガメラ エクスプラス / ソフビ完成品 / 不詳 / 全高26cm / 18,900円 / 2012年10月

劇中スーツの再現度は最高レベル。どのアングルでも現物、記憶、イメージにピッタリの安定の仕上がり。両手の構え、腰を落とし大きく開いた脚、全身のディテール。特に正面顔はこれ以上ないほど素晴らしい面構えである。


ガメラ (3尺レプリカ) M1号 / キャスト、ソフビキット / 原口智生 / 全高40cm / 28,350円(ソフビ) / 不詳

似てる似てない以前に、遠景撮影用プロップ3尺モデルのレプリカ。原型はもちろん原口氏。ごく小数だけ塗装済み完成品も販売されたが、80,000円という価格だった。


ガメラ 海洋堂 / キャスト、ソフビキット / 酒井ゆうじ / 全高18cm / 4,800円(ソフビ) / 1996年

攻撃的に変貌した姿を見事に再現。口の開きっぷりが見事です。ゴジラでもガメラでもやっぱり酒井氏の出来。塗装で命を吹き込んでやりたい。ワタシはいまだに未完成。


ガメラ エクスプラス / ソフビ完成品 / 大山竜 / 全高18cm / 不詳 / 不詳

平成大怪獣シリーズとして、おそらく10年前ほどに発売されたもの。他と比してかなりの大股開きで姿勢が低い。ディテールは十分だが、やはりリペイントは必須か。


ガメラ (ウルティメイト・プラズマ) CCP / 彩色済キャスト / 不詳 / 全高18cm / 6,825円 / 不詳

ファミマ・ドットコム限定品。CCP独特のクセのある造形で、ワタシ好みではないがこれはこれで。透明レジンのボディにLEDを内蔵し発光。ギミック無しの通常版もあり。


ガメラ (1尺レプリカ) M1号 / キャスト、ソフビキット / 原口智生 / 全長30cm / 不詳 / 不詳

映画の飛行シーン撮影用1尺モデルのレプリカ。本物の造形です。ガルウイング状の手がなかなかに長く、キッパリと一文字に結んだ口が凛々しい。サイズ以上のディテールが見て取れる。


ガメラ (飛行タイプ) 海洋堂 / キャストキット / 松村しのぶ / 全幅28cm / 9,800円 / 不詳

映画用に描かれた飛行タイプのコンセプトデザインを元にした、松村氏オリジナル。前進角を持つ鳥の翼のような腕、全身の逆立つウロコ状ディテールがスゴい。


ガメラ (ハコガメReMix2 フルバーニアン) ハニーボーンズ / キャストキット / 前田ヒロユキ / 全高24cm / 不詳 / 不詳

古代人に造られた生体兵器という設定で、甲羅にバーニアを仕込んだオリジナルデザイン。前田氏のキンキンに尖った造形。バランスのとれたフォルム、違和感ない生物とメカの融合が魅力。奇をてらっただけじゃない。


ガメラ 海洋堂 / キャスト完成品 / 渡辺結樹 / 全高7.5cm / 2,800円 / 2011年11月

特撮リボルテックのレギオンにサイズを合わせた、無可動塗装済みモデル。小サイズながら、小気味良いディテール。ディスプレイベースは最終決戦時を意識したもの。


SYMBIOTIC LEGION

「主が『名は何か』とお尋ねになると、それは答えた。『我が名はレギオン。我々は大勢であるが故に』」

新約聖書のマルコによる福音書5章9節に現れる言葉。ローマ軍団を表すレギオン(古典ラテン語 : Legio)から転じているが、ここでは男に取り付いた悪霊が、自らを指して呼んでいる。劇中では、ガメラを襲った群れを見た自衛隊員により、「大勢」の意味から名付けられた。(Wikipediaより)


「草体」と呼ばれる巨大な植物状の「レギオンプラント」と、女王アリ的存在の「マザーレギオン」、小型個体「ソルジャーレギオン」による共生関係を中心に、社会性を持った群れを形成する。

宇宙を漂流する「レギオンプラント」の種が、地球のような惑星に落下し根を張り、土中の成分からケイ素と純酸素を大量生産する。同時に孵化した「マザーレギオン」から生み出された、無数の「ソルジャーレギオン」がプラントを守り育て、高濃度酸素を利用した大爆発によって、新たな種と新たな卵を宇宙に打ち上げる。


未見のものを目指し、難産の末に生み出された「マザーレギオン」。日本怪獣史上でも秀逸と評されるデザイン。節足動物がモチーフのスーツ造形は映画・TVの着ぐるみで有名な品田冬樹氏。出来るだけ人が入っているように見せない構造で、2人で操演する。


ソルジャーレギオン ツクダホビー / ソフビ完成品 / 原口智生 / 全長30cm / 8,190円 / 不詳

群体レギオン。設定では2mほど。すごい数でガメラを置い尽くす。意外と立体化は少なく、原口氏の原型がうれしい。シャープな成形である。


マザーレギオン 海洋堂 / キャスト、ソフビキット / 栄福哲史 / 全長45cm / 19,800円(ソフビ) / 不詳

実際の映画プロップ作成に関わった造形師が立体化。間違いのない出来。複雑なフォルムとディテール、異様な迫力をそのままに再現。特にキャストキットは、今では入手困難な幻の逸品。


マザーレギオン ツクダホビー / 彩色済ソフビキット / ハウンテッド / 全長45cm / 19,800円 / 不詳

実際の映画プロップと比べ小ぶりな頭部で、平均的な見た目のカッコ良さでアレンジ。体表もノッペリとした印象ながら、やはり素晴らしい。このサイズのソフビなので、経時変形に気をつけたい。


マザーレギオン アートスピリッツ / キャスト完成品 / 前田ヒロユキ / 全長18cm / 47,250円 / 2013年1月

頭部差替えでノーマル、触覚オープン、ダメージ状態を再現可能。LED内蔵で各部が発光などギミック満載。昆虫感・生物感が強く、硬質で緻密なディテール。でもこの価格はちょっと驚き。


マザーレギオン 海洋堂 特撮リボルテック / PVC / 渡辺結樹 / 全長12.5cm / 4,300円 / 2011年11月

胴体上部脇の干渉波クローなど、全身49ヶ所の可動箇所を持つ。頭部のフードも開き、マイクロ波シェル発射時も再現。造形と可動を見事に両立させている。


最初で最後のガメラ渾身の一発。地球自体のエネルギー〈マナ〉を自身に集め、極限まで貯めこんで、腹部を開放して解き放つ。最終兵器、ウルティメイト・プラズマ。

すでに満身創痍のガメラとしては選択の余地のない決断だったが、これが地球環境に影響を与え、ガメラ3へと続く地球規模でのギャオス大量発生を誘発してしまう。

 
GAMERA2 : Attack of The Legion

Awards


第17回日本SF大賞


第28回星雲賞

映画演劇部門

メディア部門賞


Appeared Weapons


90式戦車

74式戦車

87式偵察警戒車

82式指揮通信車

化学防護車

73式大型トラック

73式中型トラック

73式小型トラック

偵察用オートバイ

87式自走高射機関砲

あさぎり型護衛艦

うみぎり

F-15J戦闘機

F-1支援戦闘機

AH-1S

対戦車ヘリコプター

CH-47J

大型輸送ヘリコプター

SH-60J

対潜ヘリコプター

79式対舟艇

対戦車誘導弾

89式5.56mm小銃

9mm拳銃

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            Digital

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Blu-ray


STUFF 監督:金子修介 特技監督:樋口真嗣 脚本:伊藤和典 撮影:戸澤潤一・木所寛 美術:及川 一 

怪獣デザイン:前田真宏・樋口真嗣 怪獣造形:原口智生・品田冬樹・萩原篤 音楽:大谷幸 主題歌:ウルフルズ 「そら」 

製作総指揮:徳間康快 製作:大映 配給:東宝

CAST 渡良瀬祐介:永島敏行 穂波碧:水野美紀 花谷:石橋保 帯津:吹越満 草薙浅黄:藤谷文子 大迫力:蛍雪次朗 

野尻明雄:川津祐介 佐竹:長谷川初範 大野一等陸佐:渡辺裕之 笹井:沖田浩之 自衛隊 武装空曹長:小林昭二 穂波の両親:ベンガル

北海道大学獣医学部教授:養老孟司 NTT名崎送信所職員:ラサール石井

ガメラ3 邪神(イリス)覚醒 1999年7月 公開

ガメラとギャオスの戦いで両親を亡くし、ガメラに憎悪を抱く少女の心に共鳴し、融合を試みるギャオス変異体。そのイリスを倒すべく、容赦ない攻撃で破壊を起こす、意志の通じない恐怖の姿に変貌したガメラ。一般市民が巻添えとなるシーンも描き、これまでの怪獣映画のタブー、理不尽にも挑んだ意欲作。世界各地に異常発生したギャオス。ガメラの出自、地球・人間との関わりの謎。「なぜ日本だけに怪獣が?」の疑問にも答えが見えてくる。

凄みを増した火球、夜の空中戦、燃え上がる見慣れた渋谷、京都。壮絶な死闘が、当時の日本最高峰のVFXで描かれる。何百のギャオスが日本を目指す中、満身創痍でありながらなお、京都の炎の中を進む最後の姿は感動的。ここから先はそれぞれの「ガメラ」なのである。

人との精神的交信を断ち切ったかのように、地球環境・生態系に害をなす敵に対し容赦ない攻撃で、人々を巻き込んでいく。

渋谷を火の海に変え、少女との融合を目論むイリスを追って、古都・京都へ。

体格は大きく甲羅は刺々しく、小さな頭部に白目は緑色に変化し、意思の通じない禍々しい顔付きに。より攻撃的に急激な進化を遂げている。飛行時にはウイング状の腕を鳥の翼のように稼働させ、収納した足部のヒレで機動性を増し、ギャオス、イリスとの激しい空中戦に挑む。


ガメラ エクスプラス / ソフビ完成品 / 不詳 / 全高32cm / 18,900円 / 2013年12月

小さな頭部に長い首、腕の長さと肩の位置、脚部の短さ。平成ガメラ3態で1番バランス取りが困難と思えるが、やはり劇中スーツの再現度は素晴らしい。欲を言えば少し整いすぎかもしれない。


ガメラ 

マックスファクトリー / キャストキット、ソフビ完成品 / 酒井ゆうじ / 全高40cm / 26,250円(ソフビ) / 2003年9月

ワタシ的にガメラ造形の中では最高。酒井氏は海洋堂から20cmサイズもリリースしており素晴らしい物ですが、それでもこれを超える造形ではないと思えます。劇中スーツの再現にとどまらないディテール、ポーズ、その雰囲気にはため息さえ出てしまう。

オークションでも高価・希少で、入手は難しい。ガメラファン垂涎の逸品です。


ガメラ CCP / ソフビ完成品 / 不詳 / 全高30cm / 18,900円 / 2012年

目や爪、歯などを硬質素材で別パーツとし、通常の倍以上の工程を経て製品化。53パーツで構成される甲羅と、顔は素晴らしい。ガメラフィギュアNo.1の声も高い。


ガメラ (HGダメージVer.) CCP / ソフビ完成品 / 不詳 / 全高30cm / 23,100円 / 2013年12月

イリスの腕が突き抜けた甲羅、自ら吹き飛ばした右腕を新造。バニシングフィストは差替えで発光する。こちらも人気が高い。


ガメラ (ハイグレードフィギュア) セガ / ソフビ完成品 / 竹内信善 / 全高22cm / プライズ / 不詳

恐竜造形で知られるSHINZEN造形研究所代表の作。両腕を垂らした前傾ポーズが印象的で、独特の生物感。リペイントは必須。


ガメラ ツクダホビー / ソフビ完成品 / 山田卓司 / 全高23cm / 9,200円 / 不詳

AFVやディオラマでお馴染み、山田氏の珍しい怪獣造形。体表ディテールがやや平坦な印象だが、丁寧な造形。


ガメラ (ダメージVer.) ハニーボーンズ / キャストキット / 前田ヒロユキ / 全高25cm / 不詳 / 不詳

ハニーボーンズ、前田氏お得意の尖った造形。右腕は透明レジン仕様。これまでと比べて尖り感は少ないが、やはり特徴的。


悪夢(ナイトメア)ガメラ ハニーボーンズ / キャストキット / 前田ヒロユキ / 全高30cm / 不詳 / 2010年

怪獣同士の戦いで両親を失った少女が、記憶の中で創り出した幻影。甲羅が可動し生体バーニアが露出する凝った造り。尖りが半端ではない。


GYAOS HYPER

レギオン戦で大量の「マナ」が消費された影響で、世界中の耐久卵が孵化したとされる。劇中では単に「ギャオス」と呼ばれた。

体格はよりシャープで動物的になり、飛行能力・繁殖力も向上している。1995年にはなかった肘があり、その末端の指は3本。

劇中冒頭、東南アジアで幼体が確認され、渋谷近辺では大きく成長した2体がガメラと交戦、倒されている。ラストでは大群が日本に向かって飛来するシーンが描かれている。


ギャオス・ハイパー セガ / ソフビ完成品 / 不詳 / 全幅45cm / プライズ / 不詳

1作目とは造形、印象を異にする進化形態。映画ラストの、日本を目指す大群飛行シーンは圧巻。数少ない立体物の中では秀逸な出来。プライズとは思えない造形、彩色である。


ギャオス・ハイパー ツクダホビー / ソフビ完成品 / 不詳 / 不詳 / 8,190円 / 不詳

夜間の飛行シーンをイメージした、青系の彩色が珍しい。ややポーズが固く感じられるが、貴重なモデルアップ。

IRIS

その名は、綾奈と家族の飼い猫の名(ギリシャ神話のイーリス)に基づく。 陰陽道、風水、日本・中国古来の伝承をベースとし、「柳星張」とは中国の伝説上の神獣で、南を守護する朱雀に対応する。南明日香村の祠に「柳星張」の名で封印されていた卵状態から誕生。長峰の調査によりギャオス変異体と言われるが、その容貌、能力は似ても似つかず、謎が多い。

ガメラへの憎悪を持つ綾奈の心に共鳴、かつてのガメラ同様に人間との交感を試み、生体融合を望む。触手や手甲を相手に打ち込み、体液と同時に遺伝子情報を読み取り自分のDNAにコピーすることで、染色体レベルで無限に自己進化する。

JR京都駅ビルでは、手甲で甲羅を貫通し戦闘不能状態まで追い込み、ガメラを圧倒する。


両肩から生えた4本の触手、両腕の手甲、発光する胴体、頭部の単眼。ガメラの甲羅に似た背の外殻と翼状。それぞれは相容れないながら、生物として違和感なく、神のごとき気高さと威厳をも備える。最新CGも多用されスクリーンに溶け込んでいる。


イリス 海洋堂 / キャスト完成品 / 品田冬樹 / 全高40cm / 不詳 / 不詳

造形検討用マケットのレプリカ。実際の造形師本人の作であり、これ以上のものはない限定品。頭部など抜けていない部分もあるが、その独特の生物感、立ち姿は美しい。


イリス エクスプラス / ソフビ完成品 / 不詳 / 全高35cm / 6,800円 / 不詳

ギャオス以上に、優れた立体物が少ないイリス。脚部が短く、バランスは難ありだが貴重品。4本のテンタクランサーは可動。


劇中でのガメラ最後の驚愕技、バーニングフィスト。

イリスに囚われ、エネルギーを吸われる自身の右腕を、プラズマ火球で吹き飛ばし、

切断された右腕で受け止めたイリスの爆球を己の腕と成し、綾奈を取り込んだイリスの腹部に打ち込んだ。


奪還した綾奈を浅葱と長峰たちに戻し、未知なる力の発現であるかのような蘇生を見届けた後、京都駅を後にするガメラ。同じ頃、世界中から日本に迫りつつあるギャオスの大群に対し、米などの支援表明を受け、自衛隊も陸・海・空、全部隊の攻撃対象をガメラからギャオスに変更。

ガメラは火の海と化した京都の街を、自身の運命を知ってか、新たなる覚悟か、満身創痍のまま咆哮を上げ突き進む。


輪が閉じることはない。ここから、それぞれのガメラが、また始まる。

GAMERA3 : Revenge of Iris

Awards


1999年日本

インターネット映画大賞

日本映画作品賞


Appeared Weapons


82式指揮通信車

高機動車

73式大型トラック

73式中型トラック

73式小型トラック

偵察用オートバイ

地対空誘導弾

ペトリオット

F-15J戦闘機

E-2C早期警戒機

UH-1J

多用途ヘリコプター

110mm個人携帯

対戦車弾

84mm無反動砲

62式7.62mm機関銃

64式7.62mm小銃

            DVD

            Digital

            Remaster












Blu-ray


STUFF 監督:金子修介 特技監督:樋口真嗣 脚本:伊藤和典 撮影:戸澤潤一・木所寛 美術:及川 一 

怪獣デザイン:前田真宏・樋口真嗣 怪獣造形:原口智生・品田冬樹・萩原篤

音楽:大谷幸 主題歌:ユリアーナ・シャノー「もういちど教えてほしい」 製作総指揮:徳間康快 製作:大映 配給:東宝

CAST 長峰真弓:中山忍 比良坂綾奈:前田愛 草薙浅黄:藤谷文子 守部龍成:小山優 朝倉美都:山咲千里 倉田真也:手塚とおる

大迫力:蛍雪次朗 斉藤雅昭:本田博太郎 大野一等陸佐:渡辺裕之 航空総隊 先任管制官:石丸謙二郎 航空総隊:津川雅彦

The Absolute Guardian of The Univers


ガメラ3の、そして平成3部作ラストの曲。

大谷幸の曲ももちろんですが、金子監督の詩がこの映画にはまっています。とても美しくドラマチックな楽曲です。

希望と絶望。壮絶で勇壮で、もの悲しいラストを飾る。こんな美しい曲が似合う怪獣映画が、今まであったでしょうか。

あのシーンが、あの言葉が、鮮烈に蘇ります。

「もういちど教えてほしい」

ユリアーナ・シャノー


作詞 : 金子修介

作曲 : 大谷幸

編曲 : ヨシオ・J・マキ

 “Tell Me Agein”

 Juliana Schano