本当の怪獣はそれを造った人間です。
本当の怪獣はそれを造った人間です。


ゴジラ/東宝 2
平成 / ミレニアム
1984〜1995
平成ゴジラシリーズ
1996〜1998
平成モスラシリーズ
1999〜2004
ミレニアムシリーズ
ハリウッド版
オリジナル
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長きに渡ったゴジラシリーズも、2004年「ゴジラ FINAL WARS」で幕を閉じます。
それから10年後の2014年、アメリカ版としては2作目となる「ゴジラ」が公開されました。
ゴジラは世界で生き続けています。
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そして2016年7月、ついに再び日本で咆哮を上げます。「シン・ゴジラ」。
脚本・総監督に「エヴァンゲリオン」の庵野秀明、監督・特技監督に「ガメラ」の樋口真嗣。
期待せずにはいられませんが、不安と高揚感が混ざり合います。さて。
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世界中のファンを抱える日本の怪獣王ゴジラ。現在までの足跡を。
スペックは、メーカー / 発売形態 / 原型師 / サイズ / 発売当時 希望小売価格(税込) / 発売年月。サイズ、価格は参考。●は入手 ●は未入手。
プライズはクレーンゲーム景品など。情報はWikipediaより。

ビオランテ (1989) エクスプラス / ソフビ完成品 / 不詳 / 全幅68cm / 46,200円 / 2011年11月 ●
● ゴジラシリーズの中でも異彩を放つ特異な植獣形態。20cmクラスのゴジラとスケールを合わせて、幅68cmという超巨大サイズで立体化。ソフビで重量約4キロ! このボリューム感の製品には、なかなかお目にかかれないだろう。ディテールにも手抜きはない。贅沢な悩みは置き場所か。
ゴジラ (1984) 少年リック限定版 エクスプラス / ソフビ完成品 / 不詳 / 全高30cm / 20,790円 / 2009年12月 ●
9年ぶりに制作されたゴジラ誕生30周年記念映画。通算16作目。1954年以来、30年ぶりに出現したゴジラであり、vsシリーズである”平成ゴジラ”の出発点。昭和に公開された最後のゴジラである。原点回帰を目指し、耳や4本指の足、3列の背びれが復活。顔には”昭和ゴジラ”の面影が残る。
● 大きめの頭部、太く長い首、多い背びれなどを再現。限定版には変異フナムシ「ショッキラス」が付属。
ゴジラ (1989) 少年リック限定版 エクスプラス / ソフビ完成品 / 不詳 / 全高31.5cm / 18,900円 / 2012年6月 ●
前作の直接の続編。原案の一般公募など、新しい試みがなされた意欲作。バイオテクノロジーを土台に、ゴジラ対自衛隊のドラマを軸に据え、子供向け作品とは一線を画した。鎌首をもたげたような首、小さな頭部に白目のない茶目。歯並びは2列で象牙色、密になった背びれ、あまりに長大な尻尾。スーツは新規造形され、より生物感が加味された。通称”ビオゴジ”。
● 平成シリーズ中、最もフォルムの美しいゴジラと言われ、マイナーチェンジされつつ「vsデストロイア」まで継承されたデザインを、余すところなく立体化。限定版は「ビオランテ第1形態」が付属。
ゴジラ (1989) 海洋堂 / ソフビキット / 酒井ゆうじ / 全高 100cm / 全長200cm /101,850円 / 2004年12月 ●
● 1/80という驚愕のサイズで制作された、幻の超弩級ソフビキット。迫力は言うに及ばず、その圧倒的造形に言葉を失う。虚空の敵に向かって咆哮する躍動感が見事。完全受注生産であった。

1984年 12月公開
ゴジラ
脚本:永原秀一
監督:橋本幸治
特技監督:中野昭慶
音楽:小六禮次郎

1989年 12月公開
ゴジラvsビオランテ
脚本:大森一樹
監督:大森一樹
特技監督:川北紘一
音楽:すぎやまこういち
ゴジラ (1989) 第四種警戒態勢 大阪上陸編
エクスプラス / ソフビ完成品 / 酒井ゆうじ / 全高28cm / 27,000円 / 2014年10月 ●
● 2010年にキャストキットで発売された酒井氏の原型を、ディテール消耗を最小限に止めソフビ化。塗装は氏の監修でソフビに最適な手法で再現。均整のとれた体型、繊細なディテール。魂が宿ったような、生命感あふれる全体の自然な流れ。氏の円熟の作品が蘇った素晴らしい逸品。ゴジラ造形の中でもワタシが特に好きなモノである。
少年リック限定版には背びれの発光ギミック内蔵。
ゴジラ (1991) 北海道バージョン
酒井ゆうじ造形工房 / キャストキット / 酒井ゆうじ / 全高30cm / 39,500円 / 2012年5月 ●
未来人やタイムトラベルなど意外性に満ちた物語。ゴジラザウルスという過去の恐竜も登場し、ゴジラ誕生の秘密が明らかになる。永遠のライバル、キングギドラと19年ぶりに対戦するため、身長が歴代最大の100mに設定されている。通称”ギドゴジ”。
スーツは基本的に「vsビオランテ」の流用であるが、北海道戦に使用されたものは胸がボリュームアップされている。
● 口を結び、睨みつける顔は精悍そのもの。上下半身のボリュームと絞られた首や腰のバランスが、素晴らしくカッコいい
2015年にはエクスプラスからソフビで発売。平成ゴジラは正面形がいい。
キングギドラ (1991) ポスターバージョン
酒井ゆうじ造形工房 / キャストキット / 酒井ゆうじ / 全高30cm / 55,000円 / 1997年 ●
19年ぶりに復活のキングギドラ。基本デザインは変わらず、頭部のみ新規デザインされ、「龍」から「ドラゴン」に近い雰囲気。角は直線的になり、首の毛もなくなっている。
● 世界的イラストレーター、生頼範義氏 が描いたポスターを立体化。この複雑な構成を破綻なくカタチにする技術と感性は、やっぱり酒井ゆうじ。

1991年 12月公開
ゴジラvsキングギドラ
脚本:大森一樹
監督:大森一樹
特技監督:川北紘一
音楽:伊福部昭
メカキングギドラ (1991)
SHINZEN造形研究所 / キャストキット / SHINZEN / 全高45cm / 42,000円 / 2008年 WF ●
ゴジラに敗れ北海道の海中に沈み212年間、仮死状態であったギドラを23世紀の技術で改造。人類の味方として、現代に蘇ったメカキングギドラ。今までにない発想である。
● SHINZENの造形は大胆なポーズが特徴的。もちろん緻密なディテールも。それにしてもカッコ良すぎるポーズ。
ゴジラ (1992) エクスプラス / ソフビ完成品 / 不詳 / 全高30cm / 20,304円 / 2011年8月 ●
平成ゴジラシリーズで初めて自然破壊を取り上げ、「環境破壊」と「家族愛」をテーマにし、平成シリーズ中最大の観客動員、配収を記録した作品。「モスラ」が再登場しファンタジー要素も。
スーツは新規造形。圧縮空気で頭部を上下に駆動させるギミックを初めてスーツに内蔵、首が太くなっている。以降のゴジラは目の虹彩が明るく、瞳がわかりやすくなった。全体的に非常に均整のとれた、通称”バトゴジ”。
モスラ (1992) 成虫 ダイモス / キャストキット / 村上寛 / 翼長43cm / 16,500円 / 2010年 ●
地球の先住民族コスモスの守護神。同族のバトラの意思を継ぎ、地球に向かう隕石の軌道を変えるため宇宙へ向かうが、身体に付着していたゴジラ細胞が、後のスペースゴジラ誕生の一因となってしまう。
● 生頼範義のイラストを基に造形された新モスラをモデルアップ。1964年「対ゴジラ」のモスラより丸く柔らかな印象で、1961年の初代に近い雰囲気。体毛は短く、 羽はより鮮やかになっている。

1992年 12月公開
ゴジラvsモスラ
脚本:大森一樹
監督:大河原孝夫
特技監督:川北紘一
音楽:伊福部昭
バトラ (1992) 成虫 ダイモス / キャストキット / 當幸宗 / 翼長47cm / 18,000円 / 2005年 ●
モスラの亜種であるが、「守護」を目的とするモスラと相反し、「破壊」を目的とする存在。黒い体色に赤黄の稲妻模様がかなり派手。
硬質な外骨格と長い肢を持ち、昆虫的外観である。
● ダイモスがモデルアップ。フォルム、ディテールをよく再現している。バトラ(成虫)の立体化は少なく、貴重な存在である。
バトラ (1992) 幼虫 エクスプラス / ソフビ完成品 / 當幸宗(GOWROW) / 全長52cm / 19,440円 / 2016年5月 ●
蛹にはならず、モスラを追って日本に向かう海上で、一瞬に成虫に変態する。起こした前半身がゴジラの体高に匹敵する巨大さ。
● 全高30cm大のボリュームで立体化。複雑な彩色も見どころ。限定版は発光ギミックで両目と角が発光。
ゴジラ (1993) 海洋堂 / ソフビキット / 酒井ゆうじ / 全高20cm / 4,000円 / 1993年 ●
ゴジラ40周年記念作品。当初は平成シリーズは本作で一旦終了の予定だった。メカゴジラやドックなどメカ描写に力が入っており、戦闘時の火薬使用量はシリーズ最高だという。
スーツは新規造形。切れ上がった股が特徴で、首もやや長くなっている。ラドンの登場から通称”ラドゴジ”。
メカゴジラ (1993) 海洋堂 / ソフビキット / 佐藤拓 / 全高22cm / 4,000円 / 1993年 ●
海中に沈んだメカキングギドラの残骸から、G対策センターが23世紀の技術を解析して造り上げた対G兵器。当初は角ばったデザインも検討されていたが、曲線主体が採用されイメージを一新。スーツはFRP素材で軽く仕上がっており、関節部分は各パーツが内側に滑りこむ可動構造。検討時には7体合体も発想されていたらしい。
● 各パーツの重なりがよく再現されている。アレンジされた曲面ボディと、ひねりの入った躍動感溢れるポーズが素晴らしい。本物を超えた傑作である。
ファイヤーラドン (1993) 海洋堂 / キャストキット / 松村しのぶ / 全高20cm / 16,000円 / 1993年 ●
アドノア島のプテラノドンが使用済核燃料で変異したラドンが、さらに赤く変化した姿。託卵されたベビーゴジラを親兄弟と思い込み、護ろうとする。倒れたゴジラに最後のエネルギーを与え復活させるなど、重要なポイントとなる。
● 生物造形の第一人者・松村氏が、さらにアレンジを加えて造形。昭和のラドンとは別物である。

1993年 12月公開
ゴジラvsメカゴジラ
脚本:三村渉
監督: 大河原孝夫
特技監督:川北紘一
音楽:伊福部昭
スペースゴジラ (1994) エクスプラス / ソフビ完成品 / 不詳 / 全高35cm / 20,412円 / 2013年11月 ●
宇宙に飛び立ったモスラに付着したゴジラ細胞が、宇宙でエネルギーを吸収し、異常進化したとされる。結晶体を生み出し、宇宙からエネルギーを供給するエリアを作り出す。スーツはゴジラより大型だが、内部に空洞があり、ゴジラよりやや軽量。
● 圧倒的ボリュームの相撲取り体型を再現。特に下半身は過剰とも思える重量感である。

1994年 12月公開
ゴジラvsスペースゴジラ
脚本:柏原寛司
監督: 山下憲章
特技監督:川北紘一
音楽:服部隆之
ゴジラ (1994) 海洋堂 / ソフビキット / 酒井ゆうじ / 全高20cm / 4,000円 / 1994年 ●
娯楽性を押した作りで、平成シリーズでは唯一ゴジラが人間の味方的に描かれた作品。Gフォースのロボット、MOGERAと共同戦線を張った。平成シリーズの完成形とも言われ、一番大きなスーツ。頭部には上下左右の動きが可能なメカが仕込まれ、このスーツで大半の動作が可能となっている。
● 今のところリリースが少なく、酒井氏の造形。やはり表情、躍動感が素晴らしい。通称は”モゲゴジ”。
ゴジラ (1995) 海洋堂 / ソフビキット / 酒井ゆうじ / 全高20cm / 4,000円 / 1995年 ●
平成vsシリーズ完結編。キャッチは「ゴジラ死す」。1996年邦画配給収入第1位を記録した。体内炉心の暴走により自身がメルトダウンするという発想が実に秀逸。ゴジラの死亡が明確に描写されたのは、第1作と本作のみ。また、デストロイアにとどめを刺したのはゴジラではなく、スーパーX IIIと自衛隊の冷凍兵器部隊であった。
● 酒井氏造形の素晴らしい”デスゴジ”。通常グレー版と限定クリア版、後にレッドクリア版も発売された。
デストロイア (1995) 飛行体 ダイモス / キャストキット / 村上寛 / 全長22cm / 15,000円 / 2005年WF ●
集合体が変化したもので、頭部が大きく変化し、完全体に近い形となっている。
● 飛行体では唯一の立体化となる貴重な製品。ベース付き。

1994年 12月公開
ゴジラvsスペースゴジラ
脚本:柏原寛司
監督: 山下憲章
特技監督:川北紘一
音楽:服部隆之
ゴジラ (1995) 少年リック限定版 エクスプラス / ソフビ完成品 / 大山竜 / 全高48cm / 40,824円 / 2014年8月 ●
● 超巨大ギガンティックシリーズにデスゴジが登場。大山氏によってアレンジされた造形を精密にソフビ化。迫力のフォルム、その表情、ディテールが素晴らしい。原型からのソフビ化技術も刻々と進化しているようだ。発光箇所にはクリアパーツを使用し、煮えたぎる様を再現。限定版に付属の「オキシジェンデストロイヤー」がうれしい。
デストロイア (1995) 完全体 少年リック限定版
エクスプラス / ソフビ完成品 / 不詳 / 全高34cm / 30,888円 / 2015年11月 ●
無酸素に近かった25億年前の先カンブリア時代に生息した甲殻類の一種が、1954年のオキシジェン・デストロイヤーの使用による無酸素状態で復活。現代の大気に適応するため、異常進化した怪獣。増殖と合体を繰り返し、微小体・幼体・集合体・飛行体・完全体へ変化する。
● ゴジラが20cmクラスの大怪獣シリーズでもこのサイズ、超ド級である。鎧をまとったような身体、巨大な翼、背から尻尾の蛇腹状、複雑な頭部など余すところなく立体化。そのボリュームは圧倒的。限定版には集合体が付属。
デストロイア (1995) 完全体
地球防衛軍秘密基地本部 / ポリストーン完成品 / スタジオネロ / 全高25cm / 31,320円 / 2014年1月 ●
● 圧倒的なボリュームに、大胆にねじれを加えたポーズが目を引く。ディテールも破綻なく見事。大型の立体化の少ないデストロイアでは、なかなか貴重な一品。
デストロイア (1995) 集合体 少年リック限定版
幼体が合体、巨大化した形態。体液を相手に注入し、内部から溶かす。
● ソフビでは再現しきれない細部再現のため、ポリ樹脂で成形。完全体とは別梱包になるという豪華さ。複雑なディテールを持つ形態を、劇中のイメージそのままに造形。十分に単品販売できる完成度である。

モスラ (1996) 成虫 海洋堂 / キャストキット / 松村しのぶ / 全高20cm / 9,800円 / 1996年 ●
ゴジラシリーズ終了を受け、ファンタジー要素の強いファミリー映画として平成3部作が制作された。親モスラの遺志を継ぎ、屋久島で繭を作り、屋久杉の力の影響で羽や複眼がグリーンとなっている。先代モスラと比して羽や複眼が鋭角になり、様々な武器・技を駆使する。歴代の幼虫で唯一、ビーム発射や擬態などの特殊能力を有する。
● 羽化時の姿を描いたデザイン画のイメージで立体化したモスラ。「レインボーモスラ」「アクアモスラ」「モスラ光速モード」「鎧モスラ」「原始モスラ」など多様に姿を変えるが、リリースが少なく、立体を見ることが出来ないのが残念。
デスギドラ (1996) 完全体
左 GOWROW / キャストキット / 當幸宗 / 全高30cm / 42,000円 / 2011年WF ●
右 海洋堂 / キャストキット / 酒井ゆうじ / 全高20cm / 36,000円 / 1996年 ●
キングギドラに似ているが、恐竜や爬虫類が混じった生物的な外観。体表に鱗は無く、黒い体表で4足歩行。
● 右は岩がワンポイント。翼長40cmを超す大型作品。左は酒井氏の数少ないゴジラ以外の造形。どちらも素晴らしいディテールで迫力満点。ソフビ化されていないようで、貴重な立体化であろう。
ダガーラ (1997) KOC / キャストキット / 茨木彰 / 全高14cm / 16,800円 / 1998年 ●
沖縄などの民間信仰にある東の海の彼方にあるとされる異界、ニライカナイで創りだされ、その文明を滅ぼした。現代の海洋汚染によって蘇った。水棲に適した半魚獣で脚部はヒレ。背面の巨大なヒレで飛行も可能。
● 表皮の鱗、蛇腹状の首、背部のヒレ などのディテールが見事。特にこの 面構えが素晴らしい。
ダガーラ (1997) 強化形態 GOWROW / キャストキット / 當幸宗 / 全高21cm / 12,000円 / 2009年 ●
両肩の突起が大型化した強化形態。取り込んだ汚染物質を、体内で濃縮。両肩の口状の突起から、ベーレムと呼ばれる小生物を吐き出し攻撃する。最後はニライカナイの遺跡とともに消滅する。
● ガレージキットでは初・唯一の立体化。こちらも素晴らしい出来である。遺跡を模した台座の上、水中戦の躍動感溢れるポーズで造形。ちょっと好みの怪獣デザインでもある。
キングギドラ (1998) GOWROW / キャストキット / 當幸宗 / 全高16cm / 14,000円 / 2007年 ●
1億3千万年ぶりに襲来。地球の生態系の頂点にあり、過去に登場したキングギドラの中で最も豊富な技と知性を持つ。過去にタイムスリップしたモスラに白亜紀で倒され一旦消滅するが、切断された尾から再生し、現代に再出現する。
● 従来と比して凶悪な顔付き、首から全身への刺、筋肉質なボディのギドラを、レインボーモスラを踏みつける、大胆な姿で立体化。首前面のディテールが顕著に変化している。

1996年 12月公開
モスラ
脚本:末谷真澄
監督: 米田興弘
特技監督:川北紘一
音楽:渡辺俊幸

1997年 12月公開
モスラ2 南海の大決闘
脚本:末谷真澄
監督: 三好邦夫
特技監督:川北紘一
音楽:渡辺俊幸

1998年 12月公開
モスラ3 キングギドラ来襲
脚本:末谷真澄
監督: 米田興弘
特技監督:鈴木健二
音楽:渡辺俊幸

ゴジラ (1999) エクスプラス / ソフビ完成品 / 不詳 / 全高30cm / 19,440円 / 2013年12月 ●
第3期ゴジラシリーズ第1作。1954年以来、度々上陸したゴジラという設定。今シリーズでは各作品とも、ゴジラに関して第1作以外とはストーリー上の関連は無い、という設定が踏襲される。体色は黒に近い濃緑色。若干前傾姿勢となり、大きめの口に歯並びは一列、首横のコブラのようなヒダがハッキリし、 爬虫類的印象を持つ。海中を泳ぐシーンが初めてフルCGで描かれた。
印象的に変化した背びれは、炎をイメージさせる巨大で鋭利なものとなり、先端は紫色に。非常に均整のとれた硬質なデザインである。通称”ミレゴジ”。
ゴジラ (1999) ひな型
エクスプラス / ソフビ完成品 / 酒井ゆうじ / 全高40cm / 37,800円 / 2015年9月 ●
「ゴジラ2000 ミレニアム」に立体デザイナーとして参加した酒井氏が、西川伸司氏のイメージイラストを元に立体化。実際のスーツに全ては反映されなかったが、その反響は大きかった。
鬼や般若をイメージさせる表情、荒々しい全身のモールド、乱立した背ビレ、口元から喉のヒダのうねりなど、見る者を圧倒する造型。見る角度により初ゴジやキンゴジにも見える頭部、天を睨み据えるその眼力、大きく裂けた口で牙をむくその迫力は凄まじい。特別なゴジラなのである。
● 1999年の酒井氏の原型を余すところなく、できうる限り忠実にソフビ化。ファン垂涎の逸品である。尻尾を持ち上げたポーズゆえ、スタンドが付属。少年リック限定版はクリアパーツの背びれで、発光をイメージさせるバージョンとなっている。
オルガ (1999) 地球防衛軍秘密基地 / ポリストーン完成品 / スタジオネロ / 全高16cm / 14,040円 / 2011年12月 ●
長い宇宙航行の間に肉体を量子流体化させ、海底に沈んでいた宇宙人ミレニアンが、ゴジラから吸収した「オルガナイザーG1」
を、制御できずに怪獣化した姿。左右非対称の形状で、左肩に光線発射口を持ち、バランスを逸した巨大な両腕が印象的。海外SFモンスターをイメージさせる、
● ゴジラシリーズでは稀有なデザインを、貴重な立体化。

1999年 12月公開
ゴジラ2000 ミレニアム
脚本:柏原寛司、三村渉
監督: 大河原孝夫
特技監督:鈴木健二
音楽:服部隆之
ゴジラ (1999) ひな型 バンプレスト / ソフビ完成品 / 酒井ゆうじ / 全長31cm / 1回 100円〜 / 1999年 ●
● 後に氏の原型を元に、クレーンゲーム景品としてソフビ製品も発売。ディテールと塗装は甘いものの、その大きさとクオリティは、景品としてはこれまでに例のない話題作であった。手にした人達は皆、思い思いの着色を施した。
ゴジラ (2000) G-tempest / キャストキット / 渡辺結樹 / 全高19cm / 11,550円 / 2009年 ●
本作のゴジラは、1954年の東京襲撃時にオキシジェン・デストロイヤーで倒されておらず、過去に3度日本を襲ったとされる個体。つまり初代のゴジラという設定である。
● 実際のスーツは前作とほぼ同様だが、下半身、特に尻尾の付け根にボリュームをもたせた、ピラミッド体型で立体化。丁寧に造形された頭部が素晴らしい。通称”ギラゴジ”。
メガギラス (2000) かっぱ堂 / キャストキット / Mike、田中海人 / 翼長85cm / 40,000円 / 2004年 ●
巨大なトンボに似た、太古に実在した絶滅昆虫メガネウラがモデル。幼虫であるメガヌロンは、「空の大怪獣ラドン」にも登場した。飛翔体であるメガニューラに変態しなかった巨大メガヌロンが、多数のメガニューラのエネルギーを受け変態、怪獣化した。両手のハサミ、針を持った尻尾が特徴的。
● 翼長85cmという巨大モデル。刺々しく複雑なディテールを見事に立体化。
ゴジラ×メガギラス (2000) ポスターバージョン
酒井ゆうじ造形工房 / キャストキット / 酒井ゆうじ / 全高20cm / 47,000円 / 2001年 ●
● 生頼範義氏のポスターイラストを、ゴジラ王・酒井氏が立体化。
ゴジラは獰猛でシャープな顔付き。メガギラスは骨格だけのような3枚羽。眼が特徴的である。
ギドゴジ ポスターVer.と同じく、その複雑・繊細な構成をまとめ上げる技術とセンスに驚愕。型取り・複製技術の進化も素晴らしい。

2000年 12月公開
ゴジラ×メガギラス
G消滅作戦
脚本:柏原寛司、三村渉
監督: 大河原孝夫
特技監督:鈴木健二
音楽:大島ミチル
ゴジラ (2001) エクスプラス / ソフビ完成品 / 酒井ゆうじ / 全高29cm / 27,000円 / 2016年2月 ●
平成ガメラ3部作の金子修介が、企画段階から参加し監督。平成ガメラに携わったスタッフも多く、これまでの東宝・ゴジラ作品とは一線を画した作品となった。第3期シリーズ最大動員を記録し、検討されていた休止宣言は撤回された。
1954年以来50年ぶりに出現したゴジラ。太平洋戦争で犠牲となった人々の怨念の集合体といわれ、圧倒的強さを披露する。大きな頭部の白目が感情を拒絶する。通称”GMKゴジ”、”総攻撃ゴジ”。バラゴンとの体格差を演出するため、シリーズ最大の頭頂高2m20cmのスーツが造られ、嵩上げされた足裏も特徴的。金子監督のアイデアが元になっており、スーツ造形は品田冬樹氏。
● 酒井氏の気に入っていたスチール写真をモチーフに造形。全体のバランスはこれまでのゴジラには見られないもの。実際の着ぐるみを元に茶褐色の彩色。やはり白目という設定が秀逸である。
ゴジラ (2001) エクスプラス/ ソフビ完成品 / 不詳 / 全高37.5cm / 35,640円 / 2013年12月 ●
● エクスプラスの大型新シリーズ第1弾。大きいだけでなく、単なるスーツの忠実再現にとどまらない方向性
が見て取れる。好評だった大山氏の原型「破壊神GMKゴジラ」を、精密にソフビ化。その造形に威圧される。
右の画像は左から30cmサイズ、ギガンティック、20cmサイズ。造形の違いがよく分かる。
キングギドラ (2001) SHINZEN造形研究所 / キャストキット / 竹内信善 / 全高20cm / 28,000円 / 2002年WF ●
古代王朝時代からの伝承にある護国三聖獣の一体である遠呂智、天の神・魏怒羅が、ゴジラに敗れたモスラのエネルギーを受け、完全体となった姿。キングギドラ(千年竜王)。スーツは首が短めで、歴代ギドラで唯一、ゴジラより小柄に設定されている。
● HJ別冊用に作り起こされた作品。劇中スーツより首が長く感じられるが、SHINZENの特徴である躍動感・生命感溢れる大胆なポーズが見事である。
ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 (2001) ポスターバージョン
酒井ゆうじ造形工房 / キャストキット / 酒井ゆうじ / 全高36cm / 96,000円 / 2002年 ●
● 個別に販売されていた20cmサイズのフィギュア群を、ポスターを元に新造ベースにセットした超豪華キット。
完成度は間違いなしの逸品が、一堂にまとまった迫力、クオリティは半端ではない。中央に配されたゴジラは天を仰ぎ、スリムな体型となっている。大きさの対比もよく分かる。
ゴジラ (2001) TYPE 2 SHINZEN造形研究所 / キャストキット / 竹内信善 / 全高22cm / 19,000円 / 2005年WF ●
● SHINZENでは総攻撃ゴジラ2回目の立体化。本作ゴジラで印象的な、下腹を突き出し上半身を後傾させたポーズに準ずる造形。非常に細身な仕上がりで攻撃的。正面の面構えが良い。
モスラ (2001) 成虫 SHINZEN造形研究所 / キャストキット / 竹内信善 / 胴長20cm / 12,000円 / 2002年WF ●
護国三聖獣の一体である鳳凰、海の神・最珠羅。従来のようなインファント島や小美人との関連はない。ギドラをかばい、ゴジラの熱線を受け燃え尽きる。平成3部作の流れをくむデザイン。羽の模様も変わり、目の色は紫。鱗粉や光線は使わず、蜂のような態勢で腹部から毒針を発射する攻撃的なモスラ。
● こちらもHJ別冊用に作り起こされた作品。毒針発射時イメージのポーズ。羽付け根などの羽毛表現が素晴らしい。
バラゴン (2001) SHINZEN造形研究所 / キャストキット / 竹内信善 / 全高15cm / 8,000円 / 2002年WF ●
護国三聖獣の一体である狛犬、地の神・婆羅護吽。人々にゴジラと勘違いされ、ゴジラが忘れられかけた存在と示唆される。赤い体色で目も赤い。東宝怪獣史上初の小柄な女性スーツアクターが演じ、ゴジラとの体格差(2倍)が表現された。4足歩行時には膝をつかないなどの注意も払われた。
● 同じくHJ別冊用の作り起こし作品。基本的には初代バラゴンと同型であるが、細部の違いを再現。

2001年 12月公開
ゴジラ・モスラ・キングギドラ
大怪獣総攻撃
脚本:長谷川圭一
横谷昌宏、金子修介
監督: 金子修介
特技監督:神谷誠
音楽:大谷幸
ゴジラ (2002) SHINZEN造形研究所 / キャストキット / 竹内信善 / 全高18cm / 18,000円 / 2004年WF ●
1954年出現のゴジラと同種生物で、1999年に房総半島に上陸。特生自衛隊結成後2003年に再び出現し、3式機龍と戦う機龍2部作となる。通称”機龍ゴジ”、”釈ゴジ”。東宝ラインの造形に戻され、頭部や背びれは小さく、背びれは銀色になっている。
● 天を仰ぐポーズが多い中で、前に咆哮する戦闘的なポーズがSHINZENらしい造形。
3式機龍 (2002) 重武装型 少年リック限定版
エクスプラス / キャスト完成品 / 不詳 / 全高34cm / 42,998円 / 2012年 ●
1999年に日本政府が館山沖の海底から極秘裏に引き上げた、初代ゴジラの骨をメインフレームとして2003年に完成させた。3式多目的戦闘システム(MFS-3:Multiple Fighting System-3)。通称「3式機龍」。人間は乗り込まず、支援戦闘機「AC-3 しらさぎ」から遠隔操作する。当初は暴走してしまうが、最終的にはゴジラを一時的に退けた。先のメカゴジラより機械的で、昭和のメカゴジラを彷彿させる部分もあるデザインだが、ゴジラ骨格がベースのため、長く柔軟な尾を持つ。
● バックパックユニット、メーサーブレードなどを装備した重武装バージョンを、エクスプラスが硬質素材でリリース。ソフビでは難しいシャープさが心地よい。
ゴジラ (2002) 酒井ゆうじ造形工房 / キャストキット / 酒井ゆうじ / 全高23cm / 23,000円 / 2003年 ●
● 落雷を受け天に咆哮する映画冒頭の印象的なシーンを立体化。やや小型だが酒井氏らしい生命感溢れる、ゴジラの感情の昂ぶりまで感じられるような造形が見事である。

2002年 12月公開
ゴジラ×メカゴジラ
脚本:三村渉
監督:手塚昌明
特技監督:菊池雄一
音楽:大島ミチル
ゴジラ (2003) エクスプラス / ソフビ完成品 / 不詳 / 全高30cm / 21,384円 / 2010年3月 ●
前作の直接の続編。制作の東宝・富山氏は、本作を新世紀のゴジラのゴールと位置づけていた。結果、歴代ワースト3位の観客動員数となり、50周年となる次作でのシリーズ再終了が決定した。ゴジラが品川に再上陸。最後は自我を持った機龍と日本海溝に沈む。ゴジラのDNAデータがある場所に保存されたことがラストで確認できる。通称”SOSゴジ”。
● スーツは機龍ゴジの型だが、胸の傷跡がミミズ腫れ状に盛り上がっている。品川に降り立つ機龍を見上げるポーズで立体化。エクスプラ ス・ゴジラの中でも上位の出来ではないだろうか。
ゴジラ (2003) 酒井ゆうじ造形工房 / キャストキット / 酒井ゆうじ / 全高20cm / 27,300円 / 2010年 ●
● 2004年以来、6年ぶりにリリースされた酒井氏のSOSゴジラ。動きのある攻撃的なポーズで立体化。相変わらず安心のクオリティである。
3式機龍(改) (2003) 高機動型 エクスプラス / ソフビ完成品 / 不詳 / 全高32cm / 22,626円 / 2013年11月 ●
改修を受け再びゴジラと対峙するが、自らの意思を持ち、ゴジラと共に日本海溝に沈んだ。下腕部以外大きな外観変更はない。
● 増加ユニットのない、本来のスッキリとしたフォルムが魅力。ソフビとは思えないシャープさに驚く。
3式機龍(改) (2003) 重武装型 D-Tech / キャストキット / 田淵浩史 / 全高27cm / 36,000円 / 2004年WF ●
新型のバックパック、増加装備の重武装型。装備が全て銀色となり、一体感が向上している。
● ややスリムな印象で、長くしなやかな尾が目を引く、動きのある造形。ディテールも緻密である。
モスラ (2003) 成虫 ダイモス / キャストキット / 村上寛 / 翼長49cm / 23,000円 / 2004年 ●
初代モスラの子孫で準じた形態だが、体色やディテールは異なる。援護に来た自身の子をかばい、ゴジラの熱線に敗れる。撮影用造形には毛皮が使用され、上下からのピアノ線で操演された。
● 大型の造形で、毛質の表現がふんだんに盛り込まれている。幼虫が誕生した卵を配したベース付属。

2003年 12月公開
ゴジラ×モスラ×メカゴジラ
東京SOS
脚本:横谷昌宏、手塚昌明
監督:手塚昌明
特技監督:浅田英一
音楽:大島ミチル
ゴジラ (2004) エクスプラス / ソフビ完成品 / 不詳 / 全高29cm / 19,440円 / 2013年5月 ●
ゴジラ生誕50周年作品、現時点での全ゴジラシリーズ最終作。ゴジラを始め全15体の歴代怪獣と地球防衛軍、轟天号、X星人が、これまでにないスピーディなバトルを繰り広げる。まるでスーパーヒーローのような格闘戦のため、徹底的に軽量化されスリムすぎるフォルムに。背びれも小型になり、目は赤い。通称”ファイナルゴジ”。
● 最終作だけに何らかの期待を抱いていた初代からのファンには、造形的にも作品的にも違和感ではないだろうか。ともあれ、ゴジラは眠りについた。
ゴジラ ファイナルウォーズ (2004) ポスターバージョン
酒井ゆうじ造形工房 / キャストキット / 酒井ゆうじ / 全高26cm / 44,100円 / 2005年 ●
● 生頼範義氏のポスターに描かれた、振り向きざまに咆哮するゴジラを立体化。海面と倒壊するビル群をベースに配置。波打つ長い尾と咆哮が表情たっぷりの造形。
モンスターX (2004) SHINZEN造形研究所 / キャストキット / 竹内信善 / 全高19cm / 21,000円 / 2005年 ●
人型フォルムの宇宙怪獣。X星人が呼び寄せた隕石で飛来。カイザーギドラになる時は、頭骨のような両肩のものが伸びる。
● 立体化は非常に少なく貴重な造形。
カイザーギドラ (2004) T’s Facto / キャストキット / 山脇隆 / 全高42cm / 37,000円 / 2008年 ●
モンスターXがさらに変身した姿。外骨格が外れ、3つの首が伸び4足歩行形態となり、羽が生え金と黒の体色となる。ギドラ族の最上級怪獣と位置づけられている。
● 劇中スーツの再現ではなく、荒々しいフォルムとディテールのイメージモデル。こちらも立体化は非常に少ない。
ガイガン (2004) エクスプラス / ソフビ完成品 / 不詳 / 全高33cm / 19,224円 / 2014年1月 ●
体型はスリムになり体表の鱗は消え、メタル調の装甲と刺、レザーで覆われたヘヴィメタをイメージさせる姿に変貌。全体はメタリックなカラーリング。デザイナーは韮沢靖。
● 再登場怪獣の中で最も見た目が変化。先代のガイガンと同様、エクスプラスの中で屈指のクオリティである。
ガイガン (2004) HONEY BONES / キャストキット / 前田ヒロユキ / 全高38cm / 40,000円 / 2012年WF ●
● 前田氏お得意の尖った立体化で、メタリックが映える。肋骨部分は下のディテールが透けて見える構成。再現ではなく造形として素晴らしい逸品である。

2004年 12月公開
ゴジラ FINSLWARS
脚本:三村渉、桐山勲
監督:北村龍平
特技監督:浅田英一
音楽:キース・エマーソン
森野宣彦、矢野大介


1998年 7月日本公開
ゴジラ
脚本:ディーン・デヴリン
ローランド・エメリッヒ
監督:ローランド・エメリッヒ
SFX:クエスチョン・マーク・FX
ほか
音楽:デイヴィッド・アーノルド
ゴジラ (1998) 酒井ゆうじ造形工房 / キャストキット / 酒井ゆうじ / 全高20cm / 27,000円 / 1998年 ●
ハリウッドが製作したゴジラ。「怪獣」の概念の違いから「突然変異した超巨大生物」と解釈された。日本版と異なりCGが多用されている。後の日本版ゴジラ劇中では「日本の学者は同類と認めていない」と言及されており、微妙な存在。
● ゴジラとしては否定的意見の多いデザインを、検討用モデルのスチール写真から酒井ゆうじが立体化。実在する生物感の強い表皮表現、非常に動きのある造形が見事。このゴジラはまともな立体化が少なく、とても貴重な一品である。台座付き。
ゴジラ (2014) 少年リック限定版 エクスプラス / ソフビ完成品 / 不詳 / 全高32cm / 24,840円 / 2015年7月 ●
ゴジラ (2014) 咆哮Ver. 少年リック限定 エクスプラス / ソフビ完成品 / 不詳 / 全高32cm / 20,000円 / 2016年2月 ●
ハリウッドでは2作目のゴジラ。ペルム紀の生態系の頂点で、海生爬虫類から陸上獣類への進化過程にあった種族。大量絶滅を地
下深くに逃れていたが、地上への再進出を図った。第2次大戦後の核実験はゴジラ抹殺を目的としたものだったとされる。同じく
ペルム紀に生息していた巨大生物「ムートー」とは敵対している。
世界的な大ヒットを受けて3部作を企画。2作目にはラドン、モスラ、キングギドラ、3作目ではキングコングとの対決が描かれる
らしい。映画は日本でも高い評価を受けており、続編が楽しみである。
● ゴジラの造形自体はいかにもアメリカ的であろうか。四角い頭部に太い首、極太の胴体にゾウのような脚。イメージとしては
ヒグマ系の全体的に、メリハリの少ないプロポーションを立体化。少年リック限定版にはムートー(雄)が付属。限定 咆哮Ver.は印
象的だった放射熱線を放つシーンそのままに立体化。背びれはクリア成型。

2014年 7月日本公開
ゴジラ
脚本:マックス・ボレンスタイン
ドリュー・ピアース ほか
監督:ギャレス・エドワーズ
SFX:ムービング・
ピクチャー・カンパニー
ほか
音楽:アレクサンドル・デスプラ

初ゴジ サバイブ (2007) ハニーボーンズ / キャストキット / 前田ヒロユキ / 全高50cm / 95,000円 / 2007年WF ●
● 「もし初代ゴジラが現代まで生き残ったいたら」をコンセプトに、前田氏が尖ったデザインで製作したイメージモデル。2008年には受注生産のソフビキットも販売された。初ゴジのイメージを頭部などに残しつつ、現代風のプロポーション、ディテールで造形。大型モデルならではの細密な表現が見事である。
韮沢靖イラストイメージゴジラ エボリューション (2007)
T’s Facto / キャストキット / 山脇隆 / 全高35cm / 43,000円 / 2007年 ●
● 2004年に製作された韮沢靖氏のイラストイメージモデルを、さらにスケールアップ。背びれは当然、全身のトゲ化を大幅に増強。どこを持てばいいのか。そのプロポーション、ボリュームも素晴らしく、表情とともに凶暴そのものに仕上がっている。
ミレニアムゴジラ オリジナルファイアーイメージ (2008)
酒井ゆうじ造形工房 / キャストキット / 酒井ゆうじ / 全高27cm / 32,550円・46,200円 / 2008年 ●
ミレニアムひな型をベースに、全身が火山のようなイメージのゴジラ。製作は2002年だがファンの要望もあり、2008年に通常版・クリアキャスト版が発売された。
オリジナルイメージゴジラ (1999)
酒井ゆうじ造形工房 / キャストキット / 酒井ゆうじ / 全高25cm / 31,000円 / 1999年 ●
● 酒井氏のオリジナルゴジラ第2弾。基本ディテールは同様ながら、キンゴジ風のどっしりしたピラミッドフォルムの1より、やや細身の引き締まった精悍さを持つ。背びれは頭部にまで伸び、首のヒダも口元から続いている。顔はマユ毛のあるモスゴジ風。やはり昭和の初ゴジ、キンゴジ、モスゴジが氏の原点か。このテイストは続くミレゴジひな型に継承される。
オリジナルイメージゴジラ (1995)
酒井ゆうじ造形工房 / キャストキット / 酒井ゆうじ / 全高24cm / 29,000円 / 1995年 ●
● 日本が世界に誇るゴジラ王・酒井ゆうじ氏が、氏の理想のひとつを立体化したオリジナルゴジラ。初ゴジ風に背の上部に集中した背びれ、長い尻尾、首のヒダと前面ディテール。昭和のキンゴジと平成、ミレニアムシリーズの特徴を併せ持つ力強い造形。体表表現も素晴らしい。
怪獣王 (1993) 海洋堂 / キャストキット / 松村しのぶ / 全高20cm / 15,000円 / 1993年 ●
● 松村氏がHJ誌の作例として製作。あまりに個性的なフォルムのため版権が下りず、オリジナルの「怪獣王」として海洋堂から50体限定で発売されたレアモデル。恐竜造形で定評のある氏らしく、ゴジラザウルスとはまた違う恐竜型ゴジラである。

ゴジラ (2016) 通常版/少年リック限定版
エクスプラス / ソフビ完成品 / 不詳 / 全高25cm / 19,980円 / 2016年12月 ●
元々は太古より生き残ってきた深海棲海洋生物が、投棄された放射性廃棄物を大量摂取したことにより耐性を持ち、その影響により突然変異と異常成長を繰り返し誕生したと推測される生物。5つの形態が想定され、第3形態から「ゴジラ」としての容姿に進化し再上陸した。その体高は168mに。過去作品とは一切繋がりを持たず、初めて日本に姿を現した設定。
デザインは竹谷隆之氏。コンセプトデザインの前田昌浩のスケッチをもとに、「全ての生物の要素が入った完全生物」「生態系の頂点」「人が入れないシルエット」などをコンセプトに、初代をリスペクトした造形を主軸にデザイン検討用の雛形が製作された。
● ゴジラの記号を残しつつ特徴的なフォルムと、これまでのゴジラに無い異様な体表、不均一に生えた歯や爪などより生物的なディテールを忠実再現。その材質と量産ゆえの彫りと塗装の甘さは感じるが、十分満足できる仕上がりであろう。少年リック限定版には通常に加え咆哮ヘッドが付属。血を思わせる体表の赤に、熱戦を発する直前の紫を加味。咆哮ヘッドの眼は防御膜である瞬膜仕様となっている。

2016年 7月日本公開
シン・ゴジラ
脚本:庵野秀明
総監督:庵野秀明
監督・特技監督:樋口真嗣
VFX:白組
音楽:鷺巣詩郎、伊福部昭
ゴジラコンセプトデザイン:
庵野秀明
ゴジライメージデザイン:
前田真宏
ゴジラキャラクターデザイン・
造形:竹谷隆之
ゴジラ (2016) 第4形態 通常版/ショウネンリック限定版
エクスプラス / ソフビ完成品 / 怪物屋 RYO / 全高49cm / 73,440円 / 2017年9月 ●
● ギガンティックシリーズ最大サイズでリリース。そのサイズだからこその繊細に再現された全身のディテールは圧巻。大怪獣シリーズ版の定番ポーズと異なり、動をイメージ。瞬間を捉えた全身の捻りとうねるような背びれの流れ。その大胆な造形は他に類を見ない。大怪獣シリーズ版と同様にショウネンリック限定版は熱戦放射時の体内発光をイメージ。付属の咆哮ヘッド口内ディテールも詳細に再現されている。
ゴジラ (2016) 第2形態 エクスプラス / ソフビ完成品 / 不詳 / 全長53cm / 13,932円 / 2017年10月 ●
いまだ全身像が明らかになっていない第1形態から進化し、大田区蒲田に突如上陸。水棲から陸棲への途中形態。ラブカやウツボに似た顔立ち、後に腕となる突起状、長い尻尾や背ビレを持ち、長い首のエラから体液を撒き散らしながら進行。蛇行に近い移動で、歩行もし始めてはいるがまだ補助的な段階。胸骨も張り出すように進化し衝角のように機能する。ファンからは「蒲田くん」と呼ばれている。全長122m。
● 劇中序盤にその衝撃的な姿を晒した第2形態。特徴的な眼や海棲生物的なエラ、這いずる長い体躯を生物感たっぷりに造形。劇中では茶系の体色だが製品はかなり緑が強い塗装。あまり良い造形物を見かけないので、貴重な決定版的な逸品。
ゴジラ (2016) 第3形態 エクスプラス / ソフビ完成品 / 不詳 / 全高29cm / 19,980円 / 2017年11月 ●
上陸した第2形態からまだ未発達ながらも2足歩行に進化。ひれ状の器官は手や腕に変化、背びれも巨大化。エラは陸生への移行に伴い退化し、赤く発光し始める。第4形態に近い姿形となるが、短期間での急激な進化で身体の冷却機能が追いつかなくなり、再び退化を行い東京湾へ姿を消した。その変化地点から「品川くん」とも呼ばれている。身長57m。上陸から2時間強で死者・行方不明者100名以上の被害を出した。
● 恐竜的形態へと進化した第3形態。第4形態の幼生ともいうべき姿を、劇中より強調された生物感で造形。メリハリの効いたフォルムは実に魅力的。こちらも貴重な決定版的逸品。
ゴジラ (2016) 第4形態 海洋堂 / ソフビキット / 竹谷隆之 / 全高51cm・全長105cm / 99,360円 / 2018年3月 ●
● フルCGで描かれるゴジラの形状と色彩検討のため、造形作家・竹谷隆之氏によって制作された全長1mを超える雛形そのものが原型。量産化の際の変形や歪みを最小限に留める最新の成形技術により、レジン製のようにシャープに原型のオリジナルモールドを忠実に再現。塗装も量産フィギュアの機械的ではなく、職人が手作業で仕上げたような仕上がり。キットとは言っても本体と尻尾の塗装済み2パーツ。日本特撮史に残る超大作「シン・ゴジラ」の貴重な歴史的資料ともなる、これ以上は無いファン垂涎、至高のフィギュアである。その魂と唯一無二の圧倒的な存在感。これが絶対的正解なのだ。何もいうことは無い。
完全受注生産で販売されたレジンキャスト製のスミ入れ仕上げ1号雛形仕様は993.600円!立派な工芸品である。
ゴジラ・アース (2017) 通常版/ショウネンリック限定版
エクスプラス / ソフビ完成品 / 不詳 / 全高32cm / 21,600円 / 2018年5月 ●
日本のゴジラシリーズ初の長編アニメーション映画、「GODZILLA 怪獣惑星」に登場。全3部作が予定されている。植物を起源とした超進化生命体。骨格は存在せず、金属成分を多く含む超進化植物の繊維で構成され、再生能力も持つ。作中世界では1999年から出現し、6億人を超える死傷者を生み人類文明を滅ぼし、それから2万年もの間生存し進化を続けてきた。2030年時点では体高50mだが2万年後では300m以上になっている。
● 「GODZILLA 怪獣惑星」のクライマックスに姿を現したゴジラ。植物の束のような筋肉質な太い体躯、落ち着き払った顔つきなど劇中のイメージ通りに立体化。ポスターやイラストに描かれたゴジラ・アースそのままの造形は見事。ショウネンリック限定版はクライマックス登場時の夕焼けに照らされた姿を再現した塗装。オレンジに染まる体表が力強さを際立たせている。